【森記念秋水美術館】美麗な日本刀の数々に酔いしれよう

こんにちは、富山人あるのんです。

富山市には全国でも珍しい日本刀の美術館があります。

この美術館は2016年に開館して以来ずっと気になってはいたものの、なかなか行けないでいる日々が続いていました。

そんなある日、たまたま1人の旅の人と少しお話をする機会がありました。

その人は東京在住で中国地方に実家があるのですが、3ヶ月に1度東京と実家を行き来する際に富山に寄られるとのこと。

そして富山に寄った際に必ず行くのが、日本刀の美術館「森記念秋水美術館」ということなのです。

確かに日本刀は美しい。

しかし、旅の人をそこまで惹きつける魅力とはいったい何なのでしょうか。

ついに今回、念願の森記念秋水美術館に行って来ましたので、ご紹介させていただきたいと思います。

美術館は大和富山店のすぐ近く

富山市総曲輪の『大和富山店』から41号線沿いに200mもないくらいの距離にあります。

鎧や兜をイメージしたという外観は、ひみ番屋街・富山ガラス工房・北日本スクエアなど、富山で数多くの建築設計を手がけた三四五建築研究所の設計です。

入館料は一般1,000円、高校生500円、中学生以下無料。(団体割引あり)

駐車場は28台分(障害者用1台)あります。

森記念秋水美術館所蔵品展「備前刀 用と美の系譜」

2階に展示されていたのは、2019年5/26まで半年間の展示となる「備前刀 用と美の系譜」で、主に平安時代後期~江戸時代までの日本刀が48振りと、刀装・刀装具などが11点展示されています。

展示作品目録(PDF)

この圧巻の光景を前にすれば日本刀にさほど興味がなかったとしても、きっと厳粛な気持ちになるのではないでしょうか。

これらの貴重な日本刀はいったいどこからやって来たのかと言うと、富山の医療品メーカー「リードケミカル」の取締役社長であり現名誉館長である森政雄氏が長年に渡って収集したという貴重なコレクションということです。

展示は刀剣だけにとどまらず、3階では陶芸や絵画などが展示されています。3階で行われていた「新春展」は新春らしい華やかさがありこちらも大変に興味深い展示でした。

2階の「備前刀 用と美の系譜」は撮影OKです。以前は撮影NGだったので記事にするのは難しいかなと思っていただけに、これはありがたいことでした。

※フラッシュ禁止 ※3階の「新春展」は撮影NG

現代で一般にいわれる日本刀は平安時代後期に出現したものですが、この時代の日本刀の技術はロストテクノロジーになっているそうで、現代でもその製法は謎とされています。

日本刀で国宝に指定されているものは100振りを超えますが、その中で日本刀史上最高傑作と言われている『大包平』も平安時代後期に制作されたものなのです。

この展示では平安時代後期~鎌倉時代初期だけでも11振りもありました。

入り口から順路通り進んでいくと、古い時代から徐々に新しい時代のものへと進んでいくようになっています。

刀そのものも美しいというのに、刀に刻まれた刀身彫刻にも目を奪われます。

日本刀は長年に渡りよく手入れされていて刀身は息を呑むような美しさですが、茎(なかご)の部分からは長い年月の経過が見て取れます。

その対比もまた、日本刀の歴史の長さと重みが感じ取れる魅力といえるのではないでしょうか。

さあ次なる刀は、大名やお殿様が我先に所望したがったであろう一振りです。

これはイクサ映え間違いなし。

金梨子地葵紋散蒔絵鞘 糸巻太刀拵!?(きんなしじあおいもんちらしまきえざやいとまきたちこしらえ)

この名前は正直いって江戸時代の中二病かと思ってしまいましたが、調べてみるとちゃんと意味のあるものでした。

金梨子地:金粉を蒔いた梨子地

 

葵紋:この紋所が目に入らぬか模様

 

散蒔絵:金粉などで表面に絵模様をつける、日本独得の美術工芸

 

糸巻太刀拵:鞘の上部を柄糸と同じ糸で渡り巻にしたもの

糸巻太刀拵は戦ではなく大名などの儀式に使用されるもので、本作は徳川将軍家由来のものということです。

眩いばかりの豪華絢爛さも納得の一振りでした。

そして展示の最後となる刀剣は、21世紀に作られた短刀『平成廿一年秋』(へいせいにじゅういちねんあき)で締めくくられます。

音声ガイド無料

音声ガイドを利用すればもっと楽しめるとのことなので(旅の人談)、じっくり時間をかけられる人はぜひ利用してみて下さい。

利用料金は預り金として1,000円払う必要がありますが、1,000円は戻ってくるので実質無料です。

日本刀をより知ることが出来る情報コーナー

日本刀についての詳しい情報を知ることが出来るコーナーもあります。

日本刀の展示をひと通り見て回ると、刀は色形だけでなく地鉄の模様や波紋の種類など、実に多種多様であるということに気づくことでしょう。

日本刀がどう出来上がっていくのか、その過程を見ることもできます。

こちらは「研船」(とぎぶね)といって研磨を行う職人が使用するもので、檜でできています。

日本刀制作の現場が32分という意外と大作な映像で綴られています。

お土産コーナーも充実

1階の受付付近にお土産コーナーがあります。

他ではなかなか見かけない楽しいお土産が揃っていますよ。

お土産コーナーは入り口の付近にあるので、美術館を利用しない人でも利用することができます。

和Cafe Shusui

1階には秋水をコンセプトとしたカフェがあるのですが、日曜日は休みとのことで残念ながら今回は利用することができませんでした。

美術館の名前にもある「秋水」ですが、秋水とは曇りのないよく研ぎ澄ました刀という意味があります。

刀に触れたい人向けの無料イベントも

「見るのもいいけど、実際に触れてみたい」

という人にうってつけの名刀鑑賞会が月に一度行われています。参加料は無料とのことなので、気になる人はぜひ問い合わせてみましょう。

日本美術刀剣保存協会富山県支部ホームページ

まとめのひとこと

日本刀には不思議な魅力がありますよね。

強力な武器でありながら刃物自体が美術品というのは、日本刀ならではの特徴ではないでしょうか。

この美術館で、これだけの美しい日本刀が並ぶ圧巻の光景は、まさに一見の価値ありといえるでしょう。

日本刀に美術品、お土産にカフェと、かなり充実しているので、行ったことがないという人はぜひ一度行ってみていただけたらと思いますね。

森記念秋水美術館

住所:富山市千石町1-3-6

電話:076-425-5700

開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)

閉館日:月曜日(祝日は営業で翌日が休館)

年末年始、展示替えなど(ホームページを御覧ください)

入場料:一般1,000円、高校生800円、中学生以下無料

一般の団体料金(20人以上)は800円

駐車場:28台分(障害者用1台)

2 Comments

あるのん

西野さん、コメントありがとうございます。
これはちょっと見逃せない誤変換でしたね…
ご指摘ありがとうございました!

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