【鮨文(すしぶん)】創業180年!豊洲市場で食べた絶品の穴子寿司

こんにちは、富山人あるのんです。

前日に思うところがあり埼玉に宿泊したのですが、翌日は池袋に用事があったのでついでにせっかく東京に来たんだから東京ならではのものが食べたいなあ~ということで、その一つである江戸前寿司を食べに行くことを思いつきました。

「旨い江戸前寿司が食べたい」ということを埼玉の飲み屋で知り合ったおじさんや、かつて東京で寿司の修行をしていた甥に話してみたところ、2人共に「それなら豊洲市場がいいのでは」と同意見だったので行ってみることにしました。

豊洲市場

豊洲市場

でかい・・・

築地市場はこのでかいのが3棟もあり、さすがは東京の食を支える台所だな~とポカンとするしかない田舎者。

それぞれに入っている飲食店も異なっているので、間違っていくと移動がなかなかに大変。

展望エリア

市場の風景

施設には見学コースもあり歴史などがわかるパネルも展示されていたりするので、お腹が満たされた後に行ってみるのもアリかと。

創業江戸末期 鮨文(すしぶん)

飲食エリアには寿司店を中心とした飲食店が軒を連ねています。

どのお店も行列ができていましたが、人気店は12時過ぎには受付を終了してしまっているので人気店に行く際は予約は超必須です。

店舗外観

創業が江戸末期という歴史ある寿司店「鮨文」に並んでみることにしました。

甥がかつて入ったのは他のお店ですが、そのお店は「新鮮なものを新鮮なうちに提供する」というのがウリのようで「それだと富山と変わらないのでは・・・」ということで歴史あるこのお店を選択しました。

鮨文のメニューとルール

メニュー

一番人気は「おまかせコース」とのことですが、他のお客さんがどんなものをオーダーするのか聞き耳を立てていると、おまかせコースと丼モノと半々らいか丼モノが少し多いかなという感じ。

鮨文のルール

  • 1人一人前以上からの注文を
  • 支払いは現金のみ
  • 予約優先
  • お店の滞在は1時間まで
  • 他店と分かれて並ぶのは不可

最後のは思わず「そういうやり方もあるのか・・・」と思ってしまいましたが、それはダメですからね!

いざ入店

1時間以上待つことになりましたが、入店するとお客さんは一人もいません。

「滞在は1時間まで」ということですが、お客さんが退店しても新しいお客さんは入れず「完全入れ替え制」で運営されているようですね。

確かにそうしないとカウンター席だけの小さなお店ですから、そのほうが効率がいいのかもしれませんね。観光地の行列店ならではの方式がちょっと新鮮な感じでした。

おまかせコース ¥4,950

入店してメニューを渡されて「おまかせコース」をオーダーすると、目の前に笹の葉がセットされます。ここに寿司が置かれていくのですね。

アルコールメニューはビールしかないようなので瓶ビールをいただきました。

日本酒はないのかな?

付きだし的なバイ貝の煮付け。

それと自家製イカの塩辛。

新鮮なイカが使用されているのがよくわかる歯ごたえ。すだちの皮がさっぱり感を際立たせています。とてもおいしい塩辛です。

イカの塩辛はテイクアウトもできますが、長時間の持ち運びには適していないのでクール便で発送するのがオススメとのこと。

まずは自家製の玉子焼きが出てきました。

ほんのり甘く、どこか懐かしい味です。

大トロにクロムツ、

赤身に中トロ、

さらに立派なウニが矢継ぎ早に提供されました。

いきなり大トロに中トロにウニ!?と面食らっていると「ウニはなるべく早めに食べてください」と言われたのでササッと写真を撮ってシュバっといただきました。

新鮮でボリューム満点のとろけるようなウニは絶品という他ありませんし、他のネタもどれも申し分ない美味しさです。

ここでもう我慢ならず「日本酒ってありますか?」とお店の人に聞いたら「4種類あります」とのこと。もっと早く言ってくれーー!!(笑)

せっかくだから飲んだことないお酒をチョイス・・・と思ったら黒龍の蔵だったとは。とっても飲みやすくてお寿司にもバッチリ合います。

程なくしてシジミの味噌汁も出てきました。

シジミがたっぷり入っていながらシジミ感は強すぎずとってもいい味です。

アワビに、

車エビにタイラ貝、

このコハダにはおぼろが仕込まれていて、「醤油はつけずにこのまま食べてください」とのこと。そういうの江戸前っぽくていいね~

見てくれは微妙ですが身がつまった鉄火巻。

そしてラストの寿司となる10貫目。これがこのお店の最大の名物という穴子の寿司です。

「柔らかいので箸は使わずに手で食べてください」というこの寿司は、手で持とうとしても柔かすぎて持ちにくいです。

穴子、煮詰め、シャリが三味一体となって口の中でとろけます。この穴子寿司はまさに絶品でファンが多いというのも頷くしまありません。

このお店の煮詰めは初代から継ぎ足し作りつづけられてきたもので、「戦争中は築地本願寺の境内に穴を掘って埋めて守った」というほどに大切な秘宝といえるでしょう。

追加オーダー

以上でコースは終了ですが、まだちょっと胃袋的には余裕あるのでせっかくだから他も食べてみたいよね?

ということで、寿司は一貫から追加できるということなのでちょっと追加してみたいと思います。

これは煮シャコ。シャコの中心を割いてその中に卵が入っています。

ぼくにとってはシャコ自体あまり食べ慣れないものですが、エビとはまた違う不思議な触感であっさりしていて、噛みしめると卵と酢飯との相乗効果で美味なる味わいです。

こちらは煮ハマグリ。

食べごたえがありながら柔らで、煮詰めとの相性も絶妙で控えめに言って絶品でした。

ということで、もうそろそろ1時間が迫っていたのでこの辺で〆。1時間ってわりと時間あるかと思ってたけど、意外とアッという間でした。もうちょっと食べたかったなあ・・・

鮨文の感想

寿司はネタの鮮度は抜群で申し分なく美味しいのだけど、期待していた「江戸前寿司」要素はそれほどでもなかったかなという印象でした。

このお店の穴子が食べられただけでも良しと思いますが、コース以外の「本日の旬ネタ」にワクワクするものもあるので「超おすすめコース」なんてものがあってもいいかもしれませんね。

シャコの画像でわかると思いますが、このお店のシャリは全体的に小さいです。

高級店では「ネタは大きく、シャリは小さく」というのがあるらしいですが、もしかしてぼくがお酒を飲んでいたから小さくしたのかな?と深読みしていたら他のサイトでもシャリが小さいと書いてあったので、おそらくいつもそうなのでしょう。

日本酒はメニューに書いてないので、せめてどこかに貼ってあればなと思いました。

最後に女将さんの応対についてですが、声は大きいのですが常に不機嫌そうで威圧感があり、中の人やお客さんとのやり取りを見ているとこっちがハラハラして居心地は正直良くなかったです。

笑顔がちょっとあるだけでも全然印象は違うのですけどね。大将は普通に感じが良かったのでそこはオアシスポイントかなと。

創業180年以上にもなるということですが、観光客向けの商売を続けると良くも悪くもこうなっていくのだなあと思うお店でした。

鮨文

住所:東京都江東区豊洲6丁目5

電話:03-6633-0300

営業時間:6:30~14:00

定休日:水曜日

 

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