【鮨安】注文率10割！？昼1時間のみ提供の特上海鮮ちらしがうまい

こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。

富山市のスーパー農道沿いにちょこんと存在する小さな寿司屋さんがあります。

そのお店の名は「鮨安」。

「鮨が安い」とはいってももちろん廻ってるはずはないし、ちょっとはお高いんでしょう！？と、ついつい警戒しがちな典型的富山人。

いやしかしせっかく鮨が安いとアピールしてくれてるのに、最初から疑ってかかるというのもいかがなものか。

遥か昔は頂戴したお年玉を親切にも貯金してくれるという親を信じ切っていたように、少年時代はもっと純粋にちょろく騙されてたじゃないか！

イノセントブロガーを名乗っている身としては(名乗ってないけど)、己のピュアさを取り戻すために入店を決意するしかありませんでした。

※安いではなく安全安心という意味かもしれないけど

うん･･･ 立派な寿司屋だ･･･

 

あるのんに強い緊張が走る。

 

しかしメニューを見て思わず胸をなでおろしたのでした。

そう、メニュー構成がすこぶるシンプルなのです。

特に「特上海鮮ちらし」はお客さんの全員がオーダーしていたという鮨安のキラーコンテンツのようで、っていうか大将自ら「ちらしでいい？」と聞いてくれるので、決められない日本人にとってはある意味究極のお店と言えるでしょう。

ふ～ん、特上海鮮ちらしは12時～13時までの時間限定なのか～と思ってると、あの･･･ちょっとまって！

12時～13時って昼の営業時間そのものじゃん！！ みじかっ！！

特上海鮮ちらし 1,500円

おおお･･･

見た目にはっきりわかる、これは絶対においしいやつじゃないか！

今どきの映える盛りつけではありませんが、廻ってない寿司屋の確かな目利きと技術が活かされているのがもりもり伝わってきます。

味噌汁は具だくさんで家庭的な味。

ガリが別皿で出てくるのもいいですね。

これがけっこうな量があって、廻ってる寿司店では取り憑かれたようにガリを食べるぼくとしてはとてもありがたいです。

ネタは厚みがあって鮮度も抜群。ネタはもちろんその日によって異なります。

白身は甘みすら感じる。甘えびはさらに甘い。

ヅケも実にいい仕事っぷり。

ネタと酢飯との相性も抜群で、食べはじめは最高に幸せなひとときです。

どうかこの時間が永遠でありますように。

折り返し地点をすぎると、それはもう慈しむように大事に大事に食べていきます。

クラシック音楽の素晴らしい演奏を聴いているときのような、いよいよコーダに差しかかったときの寂しさがこみ上げてきました。

大事にしすぎて雨晴海岸のようになってしまいましたが、未練たらたらに最後の一口をいただきます。

食べきったところで へい大将！！もう1丼！！･･･ と言いたいのは山々ですが、かなりお腹がふくれてしまいました。

どうもごちそうさまでした。

大将は話し好き！？

お店には自分含めて4組のお客さんがいましたが、大将は初訪問と思われる人たちも含めて全員に話しかけていました。

最初からいた老齢のご婦人たちと大将が年齢の話をして盛り上がっていましたが、後からやってきた老齢のご婦人らにも突然年齢を聞くという行動力には感服いたしました。(ウケてはいましたが年齢は言ってくれませんでした･･･笑)

鮨安の名に偽りはなく、廻ってない寿司屋だけど敷居は低いし、海鮮丼は最高においしいし、大将は人間味あふれる人だし、なかなかおもしろいぞこのお店。

うーん、飲みに来たいな･･･でも昼は時間が短～い！

代行を使うと500円引きになるのはいいなあ。夜にワンチャン狙ってみようかしら。

鮨安 まとめ

昼は海鮮丼を食べに行くお店という認識で間違いないかと思います。

1時間しか営業してないので12時きっかりに行ったら既に3人のお客さんがいたり、なんならもう食べてるお客さんもいたりして、そこは個人店ならではのアバウトさというか優しさを感じた次第です。

海鮮丼のクオリティは高く間違いのないおいしさで、魚にうるさい富山人にも安心して勧められるお店でした。

昼は1時間のみ営業のお店ですが、おいしい海鮮丼を食べたい人にはもちろんのこと、大将と愉快なトークに興じてみたいという人もぜひ行ってみていただけたらと思います。

ぼくとしては海鮮丼の満足感と雨晴海岸の寂しさを共感していただけたら幸いです。