こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
今回はひょんなことから射水市の小杉駅前へとやってきました。
今月12月18日に小杉駅横に新規オープンする「スーパーホテル富山・射水」に泊まるためです。

プレオープンにお誘いいただいた時にぼくがまず真っ先に行ったことは、もちろん近場の飲み屋探しであります。
すると、ホテルのすぐ近くに何やらとても良さげな和食のお店があるじゃないですか。
自分の心は一つです!とキメこんでいたところ、このスーパーホテル富山・射水は富山をはじめとした北陸の地域活性化の一助になればと、近場のおすすめの飲食店も紹介してくれるとのことなんですよ
ということはですよ。どうせ記事にするならホテルが紹介してくれるところに行ったほうがいいよね・・・
ホテルのお勧めにあのお店入ってるかなあ・・・
入ってるといいなあ・・・
頼む!どうか入っててくださいいい!!
もはや祈るような気持ちでスーパーホテルに到着したぼく。ホテルで周辺グルメマップをいただいた結果・・・
ありよったあああぁぁ!!!!!
ということで行ってきま~っす!
割烹 田舎(たなか)
そのお店はスーパーホテル富山・射水から徒歩6分ほどの場所にあります。
とても落ち着いた雰囲気の店内。
お店はここだけでなく別館もあり、そちらは予約専用となっているので身内だけでゆったりと過ごすことができるそうですよ。
メニュー
う~ん、酒も肴も実に素晴らしいラインナップだ。
これなら富山の美味と地酒を心ゆくまで楽しめること間違いなしだねえ。
胸がときめきますな。
付き出し
ほう、付き出しに大根の煮物ですか。
ほどよく柔らかく、しかし柔らかすぎず、味がしっかり大根の芯まで染み込んでいて、上品な味噌のコクが味に深みと広がりをもたらせている。
付き出しがうまいお店にハズレなし。最初から日本酒が欲しくなりすぎて、とりあえずビールとかやってる場合じゃなかった。
若鶏唐揚げ 750円
一般的に鶏の唐揚げって大きめのものにかぶりつくイメージだけど、これは限りなく一口サイズに近い小ぶりな大きさでとっても食べやすい。
唐揚げの薬味にマスタードも珍しいけど、このソースが絶品なんですよ。酸味も結構あるのでサラダにかけてもおいしい。
氷見ぶり 時価
11月21日に「氷見寒ぶり宣言」が出ましたが、氷見ぶりをいただくのは今期初ということでぜひ食べておきたい一品でした。
すご~い!!!ばえる~!!!きれ~い!!きゃ~ッ!!
語彙力を著しく低下させるヤバい盛り付けで登場しました。
氷見寒ぶりといえば全国的にも有名なブランドですが、氷見寒ぶりを名乗れるのは6kg以上のものと決まっています。
ぶりは8kgくらいまでは体長も成長していくのですが、それ以上になってくると成長はストップして脂が乗ってくるんですね。
なので10kgを超えるものは氷見寒ぶりでも特に高級品ということになっています。
そして、今回このお店でいただいた氷見寒ぶりは、なんと13kg級!!
では今から、はちきれんばかりに脂がのった氷見寒ぶりをいただきます!
まるで極上のサーロインステーキのようなきめ細やかなサシ。
これはもはや、うまいからうまいとしか言いようがない。
まさにブロガー殺しの食材といえるでしょう。富山に住んでてよかったとしみじみ思う。
マイクロトマトもサルナシも単なる飾りではないのでおいしくいただきました。
大将に言われなかったらスルーしてたところでした。あぶねえあぶねえ。
サルナシって実は初めて食べたけど、サルナシは別名「ベビーキウイ」とも言うらしく、まさに小さなキウイというべき味。サルナシとキウイは同じマタタビ属の植物ということで共通点があるんですね。
〆さばあぶりポン酢 950円
拙者は〆さば大好きマンなので、こんな気になるメニューを見てしまったら頼まないわけにはいかないじゃないか。
こ、これはまさに・・・
〆さばを、炙って、ポン酢をかけたものや・・・
しかしこれは想像していたような単純なものではなかった。
かなり薄〆の、刺し身に近い鯖に炙りの香ばしさが加わって、それをさっぱりとしたポン酢と薬味でいただくと・・・
日本酒が無限に進むじゃないか!!控えめに言って絶品でしたね。
どの日本酒を飲んでもうまい。
冷酒リストのお酒はどれも人気があるものばかり。
しかも、これでまだ半分ほどしか載ってないとのこと。お店の人に好みや飲んでみたい味を伝えると、ナイスなお酒をチョイスしてもらえますぞ。
えびミソ
大根にえびミソを塗ったものをサービスしていただきました。
このえびミソは、数百匹分のえびからミソだけを取り出して練ったものとのこと。
殻付きのえびの刺し身を食べるときって、酒飲みならばミソが入ってる殻の部分もチューチュー吸いますよね。しかしそれだとミソ以外の苦味や臭みも混ざったりするのですが(それはそれでまたいいのだけど)、これは本当に純粋なミソだけ。
まじりっ気のない澄みきった典雅なる味わいにうっとり。貴重なものをどうもごちそうさまでした!
自家製 このわた
またまたサービス品をいただいちゃいました。

このわた:なまこの腸の塩辛
日本三大珍味このわた!
自家製のこのわたがあるなんて・・・
ぼくの甥が料理関係の仕事をしているのですが、このわたを自分で作ろうとするとどうしても砂がじゃりっとしてしまうと嘆いていたことがありました。
このわたを一本口へと運んでみると、口内には豊かな海の味が広がっていきます。
左の器に添えられたナマコの切り身は、このまま食べてもいいし、このわたと一緒に食べてもいいしということなので、まずはそのままいただいてみます。
あ・・・ やわらか~い♡
ナマコって独特のコリコリ感がたまらないと思うんですが、これはとっても柔らかくなっているので食べやすく、このわたと一緒に食べたときの一体感によって心は深海の最深部にまで広がっていくことでしょう。
これまた貴重なものをどうもごちそうさまでした!
とっても居心地がいいお店
富山人なら一度は見たことがあるであろうこちらのポスター。
このポスターの撮影はこのお店で行われたとのことですよ。
ぼくもだいてほしいのん・・・
大将もおかみさんもとても気さくな方々で、ぼくのような一見客にも暖かく接していただき、とても初めて入ったお店とは思えない居心地の良さについつい長居をすることに。
途中でブロガーのゆうへいさん@toyamagurashiも加わって楽しい時間はアッという間に過ぎていき、22時がフードのラストオーダーだというのに、なんと24時頃までいてしまいました。
その節はほんと調子こいてすいませんでした・・・
今回は会話中心な感じでしたが今度またぜひお伺いしますので、次回はもっとあれこれ食べてさらに欲張って楽しみたいと思います。
富山のうまい魚と酒と肴が食べたい人には間違いなくおすすめですぞ!!