こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
上越市へ遊びに行ったついでに直江津駅にも寄ってみました。
なんでも、「直江津駅で買える駅弁が酒の肴に最高らしい」ということで、その駅弁をゲットしに直江津駅に寄ってみたのです。
その駅弁の名は、
直江津名物「鱈めし」。
「いや、いうても鱈でしょ!?」
「あの骨の多い淡白な魚が、酒の肴とどう結びつくのかマジ意味わかんねえし。」
己の無知を省みず、懲りずに舐めくさったセリフを思い浮かべるあるのん氏。
この前置きはもはやフラグの可能性が高いかもしれません。
直江津駅の駅弁販売コーナー
ほほう、人は少ないけど立派な駅じゃない。
長いエスカレーターに乗って、2階の駅弁売り場へと歩を進めていきます。
あれ・・・・
なんと、駅弁売り場は改札を通った向こう側にありました。
そ、そんなあ・・・・
落胆の表情を隠しきれないあるのん氏。
電子の改札の向こう岸
すぐ目の前にあるものが
いつも近くにあるとは限らない
それは近くて遠い 佐渡のよう
鱈めしが遠いよ おっかさん
唐突なポエムを失礼しました。先ほど日本海を通ってきたものですからつい・・・
この鱈めし、密かに直江津駅向かいのホテルでも販売しているらしい。
乗り込めーー!!!
ホテル ハイマート
本当に駅の真向かいでした。
ホテル ハイマート・・・・・
昭和時代のローカルなスーパーっぽい名前に親しみを覚えずにはいられません。
それはともかくこの鱈めし、なんと2012年に全国優勝しているじゃないですか!これはより期待が高まってまいりました。
さっそく購入しようとフロントの人に話しかけてみると・・・
ガビーーーン!!
やはり駅で買うしかないのか・・・
再び直江津駅の長いエスカレーターに乗って2階の改札へと向かいます。
改札の駅員さんに駅弁を買いたいのだと伝えてみると・・・
いいんかい!!
ハッ!!?
声がしたので振り返ってみると、旅人と思わしき人が仲間になりたそうにこちらを見ています。
話をうかがってみると、その人も駅弁を買いに来たけど佐渡・・・駅弁売り場が改札の向こう側にあったので途方に暮れていたとのこと。
ということで、共に苦難を分かち合い、困難を乗り越え、ゲートをくぐり抜けることに成功した我々。
へえ~、いろんな種類の駅弁が売られてるんだなあ。どれもおいしそう~!
へへーん、でも今回はもう決まってるもんね~だ!!
いつも決められない日本人なだけに、ここぞとばかりに謎の優越感に浸るあるのん氏であった。
あれ、これってガチで駅弁売るやつじゃないですか!?
首からぶら下げて、停車の待ち時間に販売しにくるやつですよね。
昭和とともに終焉を迎えたサービスかと思ってましたが、令和の現代においてもいまだ現役で稼働しなすっていたとは。
このボードが長い歴史を物語っており、とてもドラマチックです。
駅弁は「ホテルハイマートでも売ってる」のではなく、「ハイマートの駅弁が駅で買える」ということのようですね。
旅人さんがどの駅弁にしようか迷っているようだったので、連れの熱烈なセールストークによって旅人さんは実に晴々とした表情で鱈めしを購入されていきました。
そもそもお前の手柄ではない件。
鱈めし 1,200円
このパッケージは心が躍りますなあ。
これは美しい・・・
使いまわしたいくらい綺麗な箱ですよね。
おおっ、まるで今からお祭りでも始まりそうな賑わいがこの駅弁から感じられます。
これが・・・!! 鱈めし・・・!!
これは・・・ もう見るからに・・・ 酒の肴じゃないか!!!
鱈めしとともに、上越で購入した日本酒も開けます。佐渡の酒だよ、おふくろさん。
棒鱈
黒い・・・
こんな黒い鱈があってもいいのかと思わずにはいられません。
うわっ! 見てくださいよこの骨!!
そう、鱈は骨が多く、食べづらい魚なんですよね。
下手すれば骨が歯茎や頬に刺さったことで口内炎になり、ブログ活動に支障をきたしてしまうかもしれません。
恐る恐るかじってみると・・・・
やわらかい~~~い!!!
ほろほろの身と骨の食感、干した鱈の凝縮した独特の風味がたまりません。
お酒にもめっちゃ合いますよ。もちろんブロ活の危機も脱することが出来ました。(ニッコリ
鱈の親子漬け
鱈の子のぷちぷちした食感とすっぱさが後を引く味です。
これがまた想像通りによくお酒に合います。
塩たらこ
見てください、このレア感!!
主人、わかっておるな。
これにお酒が合わないなど、直江津駅で鱈めしを買わないくらいありえないことですよ。
お酒がうますぎて、減りがヤヴァイ・・・
野沢菜わさび
野沢菜のシャキシャキ感に酒粕とわさびの風味が、ぼくのお酒を全力で消費しにかかってきます。
奈良漬け
ちょっとちょっと~!
この歯ごたえと味の深み、これぞまさに日本酒を減らすための漬物じゃないですか。
梅干し
このすっぱさがなんとも心地よいアクセントに。
梅干しの塩味と酸味は、古くから日本酒に合うことでよく知られています。
ご飯
ご飯も普通のご飯ではありませんよ。
新潟県産米・錦糸玉子・昆布の佃煮が三位一体となって、そのままでお酒のお供になりながら駅弁の具の濃さを程よく中和し、味の広がりを持たせています。
やはり米の力はすごい!!
大事なお酒が、気がつくとこんなに減ってた・・・
あああ・・・ あうぉふ~・・・ (寂しすぎて言葉にならない)
鱈めし まとめ
鱈めしがお酒に合うどころか、むしろ酒飲みの酒飲みによる酒飲みのための駅弁であるということがハッキリと証明されてしまいました。
これだけ具沢山の駅弁ですが、どの具材もお酒に合うよう実によく考えられています。
きっと旅人さんも大いに喜んでくれたことでしょう。
ぼくは今回車で買いに行きましたが、これを電車の中で食べられたらきっともっと最高なのでしょうね。
旅のお供に、晩酌のお供に、この珠玉の酒肴駅弁「鱈めし」をぜひどうぞ!
また鱈めしが食べたいよ、おっかあ~!
直江津駅
住所:新潟県上越市東町1-1
ホテル ハイマート
住所:新潟県上越市中央1-2-3
電話:025-543-3151
コメント
コメント一覧 (10件)
あるのんさん、こんにちは。昨年の3月まで富山に単身赴任していました。2回目の投稿です。鱈飯は新幹線開通以前の越後湯沢発のはくたかで売っていた鱈めしと同じではないでしょうか、車内販売のおばちゃんのところまで買いに行ったこともあります。
しかし、ハイマートの駅弁は磯の漁火が酒の肴には最高です❗️
駅弁特集の本に紹介されていて、直江津に出張その際(本当にラッキーでした)予約し帰りの車中でたべましたが、正に飲むための駅弁で最高でした。機会があれば是非食べてください。あぁ、大阪から直江津は遠い(。>д<)
こんにちは。イカヤさんのお弁当はすごく美味しいです。富山から直江津に直通がなくなった為に冨山民に知られていないので残念なような嬉しいような
どうもこんにちは。
今や東京まで北陸新幹線で一飛ですし、以前よりも直江津や駅弁は縁遠くなった気がします。
日本が誇る駅弁文化をもっともりもり楽しみたいものですねえ。
マークンの父さん、こんにちは。
どうもお久しぶりです。
鱈めしなんてそうそうあるものではないし、時代によって多少具材は違うのかもしれませんがきっと同じ駅弁だったのでしょうね。
磯の漁火はおにぎりのイメージが強かったのですが、ネットで見てみると具材がかなり豪華ですね。
確かにこれも酒の肴に最高な感じですね。
3種類ともすごくおいしそうなので、これらを正月におせちのように食べてみたいです。
こんにちは。JR東日本の車内誌「トランヴェール」で鱈めしがクローズアップされていましたが、私的には同じイカヤさんの「いかめし」も良いと思います。
bokuchanさん、こんにちは。
いかめしもあるんですね。
直江津駅にはいろんな駅弁がありますが、お世辞抜きに全部おいしそうです。
やはりおせち料理にして食べたいですね(笑)
直江津は冨山にとって近くて遠い親戚みたいなきがします
どうもこんにちは。
そうですね。それでも以前はもうちょっとだけ近い存在だった気がしますが、今や新幹線があるのでさらに遠くなった気がしますね。
https://mainichi.jp/articles/20200111/k00/00m/040/158000c
二度目の栄誉とのことです。こちらも期待できそうですね。
Roamさん、こんにちは。
さけめしもですかー!!それはすごいことですね!
次買いにいくときは2つは買いたいですね~