富山県 最新積雪情報

おらが街の情報誌「TJとやま」休刊について思うこと

ども、富山人あるのんです。

12月12日、富山県民にとって衝撃的なニュースが飛び込んでまいりました。

 

TJとやま休刊!!

webun:TJとやま休刊 創刊38年、県内タウン誌の草分け

 

「富山に関する楽しい情報」の代名詞であったこのTJ富山。

ぼくもかつては購入していました。それを知った友人ヒロシから「あるのんの奴、色気づきやがって」的なことを言われたのも今ではもう懐かしい話。

グルメやファッション、おでかけスポットなど盛りだくさんの情報や、イベントやコンサートや映画などの日程が見られるのも便利だったし、おもわずニンマリする投稿コーナーも楽しいものでした。

中でも、ストリートスナップのおしゃれなハクいスケやハンサムボーイを食い入るように眺めていた人は、決してぼくだけではないはず。

毎年恒例の成人式の写真はとても華々しく、富山の未来を担う新成人の門出を祝福するこの記録は、TJとやまが富山県民にとって特別な雑誌であることを特に印象づけられるものだったように思います。

そういう「時代」に

今回の休刊の情報を知ったときは衝撃的ではありましたが、同時に「やっぱりそういう時代なんだな」というどこか納得した気持ちもありました。

綿密な取材に基づいた記事を紙媒体で読むというは、ネットで見る情報とはまた違う魅力があるのですが、それでも圧倒的なネットのスピード感と情報量の前に苦戦してしまっているのが実情のようです。

そもそも今の若い世代の人たちは、「ネットはなんでも無料で揃う」ことに慣れすぎて、情報に対してお金を払うという感覚が既に希薄なものになっているのだと思っています。

TJとやまやTaktは飲食店や病院、美容院などによく置いてあって、あれば見るくらいには興味はあるものの、「自分で購入する」という人が減っていってしまったということなのでしょう。

しかし、地方情報誌の発行部数に悩むのは何も富山だけに限らなくて、新聞の発行部数も年々少しずつ減っているのが実情です。

ここでTJとやまの公称発行部数を調べてみると、TJとやまは35,000部、同じ会社から発行されているTaktは25,000部となっています。(TJとやまは現在この約半数にまで部数が落ちこんだらしい)

Taktのほうが部数が少ないのにやっていけてるのは、ターゲットを女性に絞り込みコアなファン層を獲得できていることで、発行部数を大きく上回るリーチ数により広告のスポンサーを集めやすくしているのでしょう。

これからのTJとやまに思うこと

今回は「廃刊」ではなく「休刊」ということですが(出版業界では慣例的に「休刊」を使用するらしい)TJとやまはネームバリューがすごくあるので、このまま埋もれさせてしまうには非常にもったいない話です。

個人的には「TJとやまWEB」的なメディアが誕生してくれると嬉しいのですが、でもネットメディアは雑誌ほどコストはかけられないし、アクセスをかなり集めないとスポンサーも集めにくく、しかも富山だけではなかなかアクセスも集めにくいなど色々と難題はありますが、とりあえずロマンだけはあります。

富山の最新情報や人気のグルメやスポットなどを中心とした充実のコンテンツがあれば、名前だけでそこそこのアクセスはあると思うし、これまでの雑誌のコンテンツの部分部分をWEBに最適化して載せていくだけでも、相当なボリュームのサイトが出来上がってしまいます。

SEO(検索エンジン最適化)も頑張って検索流入も狙っていけば、富山最大のネットメディアにすることもそう難しくはないでしょう。しかしそこまでしても費やしたコストを回収できるかどうかは難しいようにも思います。

やはり「富山」だけのターゲットではニッチなんですよね。ネットメディアで成功するにはもっと広い市場でなくてはいけない。(←富山をメインのネタにするブロガーがそれ言っちゃう?)

でも「TJとやま」の名前は、このまま消えていってほしくはないんだよなあ。

この名前を使って、何かぜひ面白いことをやってほしい気はする。

ではまた!

 

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • おはようございます。
    TJは以前の小さいサイズのころに愛読しておりました。情報量は当時(80年代中盤)のタウン誌としては十分なものだったと思いますが、こんにち「クーポン券つき無料配布」のタウン誌が多くなると、対抗しづらいのかも知れません。
    一方で御提案の「WEB版TJ」は「故郷は遠きにありて思うもの」の我々富山県民にはなかなか訴求効果があってよさそうです。

    • どうもこんばんは。
      そういえば以前はもう一回り小さかったですねw
      休刊は残念な知らせではありましたが、フリーペーパーとネットの台頭は地方紙にとっては大きな脅威なので、休刊もやむなしといった感じではあります。
      この記事でいいたかったのは、「TJとやま」の名はこのまま消してしまうには惜しいということ。TJとやまは知名度も親しみもあるので、何らかの形で残してほしいなと思う次第ですね。

  • 今年の秋から定期的に買うようになりました。
    もう休刊?!まだ数冊しか買ってないのに・・・(´;ω;`)

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