【うな一】富山で本格的なひつまぶしが堪能できる貴重な名店

こんにちは、富山人あるのんです。

「ひつまぶし」って食べたことありますか?

どちらかというと、富山県民にとってはあまり馴染みのない食べ物のように思います。

ぼくは過去に一度だけ本場の愛知県でいただいたことがありました。

その当時の、ある週末の夜のことです。

時間を持て余した、うら若き富山男子4人。

やり場のない気持ちの扉をやぶりたい衝動に駆られたその4人は、なんとなくの会話のノリからじゃ今から愛知の友人アパートにサプライズで行ってみっかと、有り余る情熱の炎の扱いかたを知らない子羊のように車へと乗り込んだのでした。

住所は知っていたので愛知県のアパートの前まで無事到着し、友人ヒロシの携帯に電話。在宅を確認してから突撃しサプライズは見事に成功。

その翌日にひつまぶしのお店に連れて行ったもらったのが、今では懐かしい思い出です。

しかしまあ今にして思えば無事いてくれたから良かったものの、スマホもないネットもさほど発達してない時代に、もしヒロシがいなかったり帰ってこれない状況だったらその後どうするつもりだったんだと呆れそうになりますが、そんなネガティブな思考は誰の心にも1ミリも存在しなかったのです。

若さとはときに火の玉ストレートの如し。

うなぎ・ひつまぶし「うな一」

さて今回のお店ですが、場所は富山市西番のスーパー農道沿いにあります。

世が世なら、これより戦でも始まろうかという幟の数々。

ぼたん鍋、ふぐちり、ふぐ唐揚げ、ふぐ料理・・・えっと、、、ここ鰻のお店だよね?と思わず二度見してしまいますが、このお店は鰻とひつまぶしのお店で間違いありません。

うな一のメニュー

ズシリとくる極厚のメニュー。

 

うな丼・うな重

ひつまぶし

一品料理

冬季限定(11月~5月)鍋料理 ※要予約

ドリンクメニュー

 

そもそもひつまぶしって何?

そもそも、うな丼・うな重とひつまぶしの違いは何でしょうか?

「おひつにまぶしてあるから?」

まあ確かにそうなのですが、ひつまぶしの特徴はそれだけではありません。

通常のうな丼よりもうなぎが小さく切ってあるのも特徴ですが、見た目よりも食べかたにこそ最大の特徴があるのです。

まず、おひつの中身をしゃもじで4等分にします。

4等分にしたらそれを茶碗に盛って4回に分けていただくのですが、薬味や出汁を使用しながら変化をつけて食べていくのがひつまぶしの楽しみかたです。

ひつまぶしの発祥は名古屋説と三重県説の2つがあるようです。

ひつまぶしの食べかた

1杯目
まずはそのままで
まずは王道のご飯+鰻のシンプルな食べ方でいただきましょう
2杯目
お好みの薬味を乗せて
ねぎ・きざみ海苔・わざびを乗せて変化を味わいます
3杯目
薬味を乗せ、だし汁をかける
お茶漬けにして楽しみましょう
4杯目
最後は好きな食べかたで
最後にあなたの一番好きな食べ方で〆ましょう

1杯目から4杯目まで薬味や出汁で少しずつ味を変化させていく様はまるで序破急の如し。

静から動へのスピード感やリズム感のある展開を楽しむことができるのです。

ひつまぶし 2,300円

※価格はすべて税抜

この日は「肝が半額」ということだったので、大喜びで『肝吸い』にしてみました。(吸い物はセット内容に含まれます)

鰻は焼くのに時間がかかるものです。さあ、いよいよ待ちに待ったひつまぶしが運ばれてきましたぞ!

これだけだとお新香・薬味・海苔・タレセットといった感じですが、さあ蓋をとっていきますよ!

皆さん、心の準備はいいですか!!?(自分が落ち着け)

薄味でしっかり出汁のきいた肝吸いは、濃ゆい鰻の味をさっぱりとさせてくれます。

そしてお次は、いよいよ本丸の・・・

うっひょおおぉぉぉ~!!!!

このままかぶりつきたい衝動に駆られましたが、でもそれだとひつまぶしにならないという理性がわずかに勝り、猛り立つ心を胸の中におし込みながら4等分にしたのち、静かに茶碗に盛りつけていきます。

一の碗

まずはそのままで

生きててよかった・・・そう思えるほどにうまい。

ひつまぶしは1切れ1切れが小さめですが、関西風のパリッとした歯ごたえと本場名古屋より伝わる秘伝のタレの組み合わせが、どこまでも無限に広がるおいしさを体験させてくれます。

ただごとではないこの均整のとれたバランス感。この鰻飯のおいしさの秘密はいったいどこにあるのでしょうか。

うな一のこだわり(メニューより引用)
  1. …選りすぐった活鰻を立山の恵まれた地下水をくみあげ「飼い込む」ことにより泥臭さが抜け、より美味しくします。
  2. …備長炭を使い、鰻の旨味を逃がさず香ばしく焼き上げています。焼いた時に落ちる鰻の脂を炭が受けとめ、煙となってに鰻に返す。だから炭火焼は美味しいのです。
  3. タレ…30年間継ぎ足し々使い続けている秘伝のタレと、備長炭で焼いた鰻の旨みと脂が染み込んだ濃厚な味がします。
  4. …地元の美味しいお米を、その日に使う分だけ精米し、炊き上げております。

これだけの工夫がなされていたとは・・・

水のおいしい富山ですが、「立山の上質の地下水を飼い込む」なんてちょっと聞いたことがありませんよ。

ニの碗

お好みの薬味をのせて

ねぎ・きざみ海苔・わさびを乗せ、薬味による味の変化を楽しみます。

何ていうかもううますぎて、食べれば食べるほど腹が減るというやつです。

薬味はここで使い切らないよう気をつけましょう。

濃い味が好きな人は「ウナギのタレ」をかけていただくこともできます。

ウナギのタレは150円で販売されています。

三の碗

薬味をのせ、だし汁をかける

ひつまぶしもいよいよ佳境に入りました。

お店の人がタイミングを見計らってポットに入れた出汁を持ってきてくれましたが、コールボタンを押すことでいつでも持ってきてもらえます。(出汁の追加も可能)

多少の罪悪感を感じながら、鰻飯に出汁をドボドボ浸していきます。

ひつまぶしでもなければ鰻でこんな食べ方はできません。

しかし・・・これが、これがまたうまい!!!品なくズズッとすすりながらいただくのがなんとも堪えられません。

なんだか食べる前よりも腹が減った気がします。

この箸休めの奈良漬の豊かな味がまた最高。

四の碗

最後は好きな食べかたで

ひつまぶしもいよいよオーラスを迎えます。泣いても笑ってもこれが最後。

そのまま食べてもよし、薬味を使用してもよし、出汁をかけてもよし、一番好きな食べかたでいただきましょう。

原点回帰の精神でシンプルに。

最後まで鰻の存在感が抜群で、久々のひつまぶしを心ゆくまで堪能することができました。

一つだけ心残りがあるとするならば、ご飯大盛りにしときゃよかった…というくらいでしょうか。

うな一 まとめ

心ゆくまで楽しんだひつまぶしでしたが、さらにボリュームを求める人にはご飯の大盛りが100円増し、さらに中蒸しというご飯の中にも鰻を仕込んだものもあります。

1人前2,300円、中蒸し3,350円

密かにテイクアウトも人気

ぼくがお店にいる間、やってきたお客さんらがうな丼などをテイクアウトで購入していました。

事前に電話しておくとスムーズですね。

さらに、骨せんべい、ぶどう山椒、うなぎのタレもテイクアウトで購入できます。

骨せんべい 300円

抜群の歯ごたえがあり、噛み締めていくとにじみ出る独特のうまさがあります。

さっぱり系の日本酒と合わせてもおいしいですね。

魅力的な鍋料理

駐車場の幟でもガッツリアピールされていましたが、てっちり鍋(とらふぐ)・ぼたん鍋(イノシシ)・名古屋コーチン水炊きなど、冬季限定要予約メニューも魅力的。

冬季限定鍋メニュー(11月~5月)
※要予約
てっちり鍋1人前 3,500円
ぼたん鍋1人前 2,500円
名古屋コーチン水炊き1人前 2,000円

まずは鰻を!

このお店ではまずひつまぶしを食べてみてほしいと思います。

1杯ずつ食べかたを変えていただく鰻飯のおいしさ、楽しさにハマること請け合いです。個人的には関西風のパリッとした食感が楽しめるのも嬉しかったですね。

ご飯・タレ・鰻の三位一体の極上の味わいをぜひ楽しんでみてください。

うな一(うなかず)

住所:富山県富山市西番572-3

電話:076-461-6788

営業時間:11:00~14:30 17:00~20:30

(L.O.14:00・20:00)

定休日:木曜日

駐車場あり

禁煙

ホームページ

2 COMMENTS

bokuchan

かつて西番はお墓と斎場、田んぼしかない集落だったので、近所にこんなお店が出来たとあっては帰郷の折りに行ってみたいです

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あるのん

bokuchanさん、お久しぶりです。
今でもわりとそういうイメージですが(笑)あのような場所にこのようなお店が!?と驚くこと請け合いですので、ぜひ今度行ってみてくださいね~!

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