こんにちは、富山人あるのんです。
福井市に数日滞在したぼくですが、福井市在住のT氏が「ぜひ飲みに行きましょう!」と平日にも関わらず福井駅前まで来てくれることになり、持つべきものは友達だなあとしみじみ思いましたね。
唯一の誤算があったとするならば、「きっといい店知ってそう」と思っていたぼくに「駅近くはあんまり店を知らなくてゴメンナサイです」と言われてしまったことくらいでしょうか。
なあに、知らない土地だろうがなんだろうが居酒屋のリサーチならまかせとけっつーの!──ということで今回「ろばた焼き 弥吉」というお店を予約しました。
ろばた焼き 弥吉 駅前店
福井駅から信号を渡ったすぐ目の前にお店はありました。
店舗周辺に「駅前店」という表記が見られないので、本当にこのお店で合っているのかどうかが若干の不安要素だったのですがこのお店で間違いありませんでした。
なかなかおっきいビルに入ってるなあ・・・このビルの1階に入ってるお店なんかなあ・・・などと悠長に構えていたらとんでもありませんでした。
「前のお客さんの片付けがあるからもうちょっとだけ待ってね」
と、こんな土平日にめっちゃ忙しんだな~などと悠長に構えていたらとんでもありませんでした。
おもむろにカードを渡されて、3階へと促されます。3階って!!??
エレベーターがあるのもちょっと驚きポイントですが、お店がなんと5階まであるって・・・席数はカウンター・テーブル・座敷・個室を全部合わせるとなんと150席にもなるとのこと。
何この居酒屋・・・・
いやあ~・・・富山にこんなお店はないよなあ~・・・
2階3階が宴会場というお店は珍しくないかもだけど、普通に入れるお店で5階まであるって聞いたことがないよ。
畳・・・の上ににテーブル!!?
やたらテキパキして威勢のいいお姉様方といい、このお店はかつては料亭的なお店だったのかなあと思わせる雰囲気が感じられます。
メニュー
う~ん、どれも魅力的なメニューばかりですなあ。
魚介類のラインナップもさることながらしっかり福井名物も抑えていますし、これはとても一回では味わい尽くせるものではないなあ。
まずは生ビールで乾杯。お通しはポテサラでちょいと平凡ではあるものの、豪華なメニューを眺めていると期待に胸が膨らもうというもの。
牛タン塩焼き ¥780(すべて税別)
う~ん、普通にうまい!絶賛するほどではないけれど、ビールにとてもよく合います。
ナンコツ串・ひね串 それぞれ¥480
ヤゲン軟骨がめっちゃ好きなんですよねえ。
そして、福井といえばなんといっても「ひね鶏」ですよ。
前々回の記事で触れましたが、福井に住んで既にホニャララ年になるという友人T氏に「純けいって元々福井で親しまれてきたからスーパーや秋吉で定番なのか、それとも秋吉で人気が出たからスーパーでも買えるようになったのかどっち?」という内容の質問をぶつけてみました。
すると・・・「え・・・わたくし、昔から住んでたわけじゃないですし・・・」
と言われてしまったわけですが、そのくらい純鶏(親鶏)は福井に根付いた食材ということなのですね。
焼き加減はよく焼きでしたが、焼き鳥ってまっこと粋な調理法ですよねえ。
ガサエビ造り ¥1,280
甘くてぷりっぷりですんばらしい味わいです。これは5人で来ないと喧嘩に発展するやつですよ。
もし6人で来てしまったら・・・5人前頼んでくれ!!
ブリ刺し身 ¥1,080
この画像ではちょっと伝わりにくいのですが、この刺し身めっちゃ巨大です。
こんな巨大な刺し身は初めて見た・・・とあるのん氏が語ったように、これは男子でも一口で食べきるのは難しいサイズ。
おいしい──んだけど、脂が多くてなぜだかたくさん食べるのがしんどくなってくるのでお若いT氏に多めに食べていただきました。
さてと、お次は・・・とメニューを吟味していると──
JS酢!!?
・・・お前何いってんだって感じですが、小女子はコウナゴと呼びます。
刺し身盛り合わせ ¥1,380
うまい~!!──けど、またブリいいいい!(笑)
ヘシコ刺 ¥780
鯖のヘシコの刺し身!?ヘシコはヘシコじゃないんか~い!と思いつつオーダーしてみたら・・・・
だ、大根に挟まれてやがる・・・
この大根が防波堤となってヘシコの癖や塩味をマイルドなものにしながらシャキシャキの歯ごたえも演出しています。とはいえ大根があってもなおこの塩味。ええい、酒が足らぬわ!!!
写真を取り忘れていましたが密かに日本酒専用のメニューもあって、しかしそのメニューのお酒はどれも4合瓶(720ml)単位での販売という・・・
大勢いればそっちのほうがリーズナブルなんでしょうけど、少人数ならもっと色々飲んでみたいじゃない。
メニューには「ヘシコ茶漬け」なるものもあったりして、〆なのにそれ自体が肴になってしまうという罠もあったり。
どじょう唐揚げ ¥780
「生きたままじゃないと生臭くなる」と某店で教わったどじょうさんですが、とってもおいしいどじょうでした。
ぶりかま ¥780
なんか780円多いな・・・
と思いましたが10円の桁がが80で統一されているのが大きいかもですね。
外側はこんがりと、中はふっくらジュースィーに焼き揚がっていて素晴らしい味わいです。
汐うに ¥780
汐雲丹といえば日本三大珍味の一つに挙げられます。
ぼくが好きな「天たつの汐雲丹」は高価すぎてなかなか買えませんが、しかしこの汐雲丹もどうしてどうして素晴らしい逸品です。箸だと大きすぎるので爪楊枝などでちょっとずつ口に入れて舌と上顎で練り潰すようにいただくのがもう最高なんですよね。
まさに日本酒が溶ける肴。どうもごちそうさまでした!!
終わりに
いや~今回はぼくのリサーチ力を褒め称えたいばかりです。
ええ、もちろん「地元の人にオススメのお店を聞いてみた」というリサーチだったのですが、たまたま聞いてみた人がめっちゃ詳しい人だったのでとてもありがたかったです。
後日何人かの福井人に「弥吉に行ってきた」と言うと、皆さんがこのお店を知っていることに驚きました。確かにあらゆるものが網羅されているしお店は5階まである上に歴史も感じさせてくれる雰囲気ですので、福井で居酒屋といえばまずはここ!という感じなのかもしれません。
福井人で知らなかったのはT氏くらい・・・かどうかは置いといて、富山でこういうお店はちょっとないので羨ましく思った次第です。
住所:福井県福井市大手2丁目6-14
電話: 0776-21-3345
営業時間:17:00~24:00
定休日:日曜日
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