こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
昨年の大雪が嘘か幻か妄想のように感じられる今年の暖冬っぷり。
「もうタイヤ換えちゃおっかな~」
スタッドレスタイヤは走行距離が少ないほうが長持ちするので、既に過ぎ去ったかのような冬を目の当たりにして夏タイヤに換えたくなる気持ちもわかります。
- 接地面が大きくゴムが柔らかいのでタイヤの摩耗が大きい
- 走行中ふらふらしやすくなる
- タイヤの接地面積が大きいため燃費が悪くなる
- 走行音が大きくなる
でもちょっと待ってください!
本当に換えてしまって後悔しませんか!?
確かに既に気分は果てしなく春に向かっているし、「お、今年は3月中に花見ができそうじゃん!」とついウキウキしてしまいますが、でもいくら暖冬とはいえ富山もそうですが、北陸地方は雪国であるということを忘れてはいけないと思うんです。
例年だと3月中に1度は雪が降ることが多いですし、雪はちらつく程度だったとしても路面が凍結するかもしれない。
雪道や凍結時のノーマルタイヤは道交法違反
積雪又は凍結している道路において、車両(軽車両を除く。)を運転するときは、タイヤチェーン又は滑り止め用特殊タイヤを取りつけるなど、路面の状況に応じ有効な滑り止め装置を講ずること
富山県道路交通法施行細則にはこのように記されています。
これは恐らく富山県だけではありません。雪が降る地域にはだいたいこのような道路交通法があるはずです。
違反したときの罰則は以下のようになります。
違反点数
なし
反則金
普通自動車・自動二輪 6,000円
型自動車等 7,000円
原動機付自転車 5,000円
※ 沖縄県は適用外。自動二輪・原付は各都道府県による
もしどうしてもこの道交法に納得がかなければ、雪に関する法令のない沖縄に住むのも手かもしれませんが。
ノーマルタイヤで事故ったら過失や保険に影響する
積雪時や凍結時にノーマルタイヤだったことが原因で事故ってしまうと、過失の割り合いや保険金の支払い額にも影響する場合があります。
事故が起こってしまったときに自分の過失が大きくなってしまい、保険金の支払いについては相手(被害者)がいた場合には『被害者の救済』という観点で保険金が支払われることが多いようですが、自分が怪我した場合には保証されないことが多いそうです
これは保険会社や契約の内容にもよるので確認していただきたい事項ではありますが、一般的にはこのような考え方であるといえるでしょう。
さらにもしノーマルタイヤで死傷事故を起こしてしまった場合、刑事罰として自動車運転過失致死傷罪の適用もありえるとのことです。
雪道や凍結路の怖さ
雪道や凍結路って本当に恐ろしい存在ですよね。ぼくは車で走るとき常に怖いと思いながら運転しています。
雪に慣れているはずの富山でも大雪や凍結の日に田んぼにダイブした車を見かけるのは日常茶飯事で、事故った車やパトカーを一年で一番よく見かける時期といえるでしょう。
さすがにもう3月なので大雪になることはまずないとは思いますが、雪が降らない・凍結しない保証はまったくないのでタイヤ交換はせめて3月下旬まで待つべきではないでしょうか。
まとめ
タイヤ交換してる人を見かけたけど、雪はまだ少しは降るだろうし路面凍結もあるだろうしで、さすがにちょっと気はやないけ(笑)
— あるのん@富山のブロガー (@_arnon_) 2019年2月18日
わずかな燃費の差やタイヤの摩耗のために、命を賭けたバクチ行為はおすすめできません。
無積雪時にスタッドレスタイヤを履くデメリットと積雪時にノーマルタイヤで走ることのリスクを比較したとき、果たしてどちらを優先するべきかは一目瞭然ではないでしょうか。
このまま春まで雪が降らなければ「ほら、降らなかったじゃないか!」と言いたくなるかもしれませんが、それは一つの結果であってもう一つの悲惨な結果にならないようにタイヤ交換はどうか慎重になってくださいませ。
まあ単にぼくはめんどくさがってタイヤ交換が遅いだけかもしれませんが・・・
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