ども、富山人あるのんです。
富山市安養坊の、呉羽丘陵にある民俗民芸村に行ったことはありますか?
この民俗民芸村は、民芸館・民芸合掌館・陶芸館・民俗資料館・売薬資料館・考古資料館・篁牛人記念美術館・茶室円山庵・とやま土人形工房からなり、富山の文化と歴史を気軽に楽しみながら学べる場所なのです。
民俗民芸村全体のご紹介はまた別の機会にと思っていますが、今回はまずこのとっても素敵な『茶室 円山庵(えんざんあん)』にスポットを当ててみたいと思います。
茶室 円山庵
富山の茶人 金子宗峰氏が大正9年(1920)に建築した茶室『録寿庵(ろくじゅあん)』を、戦後現在の場所へ移築し、昭和56年(1981)に円山庵と名を変えて開館しました。
鮮やかな四季の移ろいに眼福を授かりながら、立礼席でお抹茶の点出しと和菓子がいただけるのです。
料金はお抹茶に和菓子が付いて430円。
入り口でお金を払うと建物の中には入らず、外から回って庭へ移動します。
庭に出ると思わず声が上がることでしょう。
眼前に広がるは富山平野に、美しい立山連峰。
富山平野を一望できるこの縁側でお抹茶をいただけるなんて、なんという贅沢なことでしょうか。
程なくお抹茶と和菓子が運ばれてきました。
奥にある茶室はお茶会の場として利用することもできます。(1日3,240円)
お茶碗も立派ですが、この和菓子も季節に合わせた手作りということで、この「もてなされている感」に思わず心も晴れやかになるに違いありません。
この建物、このお抹茶、この和菓子、この風景、まるでこの空間だけ違う時間が流れているかのようです。
この和傘の下で、皆それぞれに何を思うのでしょうか。
この北陸新幹線もまた時代の象徴。
一口、また一口と、それぞれの思いを噛み締めながら、ゆっくりと特別な時間が流れていくのです。
まとめ
民俗民芸村はこの茶室円山庵以外にも、富山の歴史と文化を収めた様々な施設があります。
全館まわると結構な時間を楽しむことができるので、富山市民ならばぜひ行っておくべき場所だと思いますよ。
それぞれ1館あたり100円と安いし、全館利用なら520円とお得に利用できます。
さらに、富山市年間共通パスポートを持っていれば全館利用可能。
どうかこの民俗民芸村で、楽しく素敵でかけがえのない1日をお過ごしください。
茶室 円山庵
住所:富山市安養坊47-3
電話:076-432-4782
時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)※全館共通
休館日:年末年始(臨時休館あり)
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