「ぶり寿司ってどうなの?」最初に食べるならますの寿しとどちらがおすすめか

ども、富山人あるのんです。

富山を代表する特産品の1つにますの寿しが挙げられます。

その歴史は古く、亨保二年(1717年)に富山藩士で料理人だった吉村新八が藩主前田利興に「鮎寿司」を献上しました。将軍に絶賛されたこのときの鮎寿司は、後にますを使用しても作られるようになったのがそのきっかけとのこと。

一方、ぶり寿司の歴史は富山でも最大手の「源」が昭和32年に三代・初太郎が発案したのが最初という。けっこう以前からあったのね。

ますの寿しは店舗の中でも目立つところで大々的に販売されているのに対し、「ぶり寿司」はわりとひっそりと売られています。

まわりにちょいと訊いてみたところ、ぶり寿司を食べたことがあるという人は意外と少ない感じです。富山湾の王者ぶりで作られたぶり寿司であれば、もっとメジャーになってもいいはずなのに。

なんちゃってますの寿しブロガーとしては、これはもう試してみるしかありませんね。

というわけでこちらのぶり寿司。いやブリズシか。

箱には入っておらずこの状態で売られていました。しかし価格は他のぶり寿司と同程度の1,500円なので、箱に入ってないからといって品質が劣るということはないと思われます。

見た目にはまんまますの寿しですね。では竹を外します。

開封の儀

ラップ!?

ほんのりぷくっとしてるね。これってAAAカップくらい?

ではラップを取り外し笹をめくってみましょう。

ふおぉ……

いいじゃない!!なかなかに豪勢である。

具はぶり以外にも昆布、人参、かぶら、生姜などがあり、長方形の薄い海苔のようなものは白板昆布ですね。

じゃこれを包丁で切り分けてみましょう。

なかなかに酢の匂いが強め。

ちょっと気になって、ネットでいくつかの会社のぶり寿司の口コミを見てみました。

あちこちに「酢が強い」と書いてあったので、この酢が強めなのは各社共通のものかもしれません。

ぶりの身はちょい薄め。

酢がちょっと強いけど味はいい。ぶり以外の具がかなりハマっててこいつぁイケる!この味で日本酒なしはあり得んなレベル。こいつはぜひ濃醇な純米酒でいただきたいところ。

富山人としてのぼくの感想はぶりの身が薄いのでちょっとぶり感が物足りない気がするかなぁと。でも刺し身くらいの厚みにしたら果たしておいくらになるやら想像もつかないので、1,500円というお求めやすい価格にするにはこのくらいが妥当なのでしょう。

その代わりというか、具に昆布や人参やかぶらを入れることで満足感を高めているのかなと。どれも酢と相性のいい食材ですからね。

他のぶり寿司

これはまさにぶり!食べてみたいなぁ。ネットで色々画像は出てくるけど、でもどこのお店のものかはわかんなかった。

ぶり寿司をTwitterやインスタグラムやgoogleで検索してみて思ったこと。

ますの寿しがどのお店のものか語られることが多いのに対し、ぶり寿司は「ぶり寿司食べた!うまかった!」という意見は多いにも関わらず、どのお店のものなのかがほぼ語られていないということでしょうか。

まだまだ認知度が低いと言わざるを得ませんね。

で、結局ますの寿司とどちらがおすすめ?

まだますの寿しもぶり寿司も食べたことがないなら、おすすめはやはりますの寿しですね。ますの寿しのほうが歴史も長く、各製造店の看板商品であるために力の入れ方が違います。

とはいえ、ぶり寿司もインパクト大なので誰にでも喜ばれることでしょう。
 

つまりまあどっちでも…
 

いかにもなんちゃってらしい結末ということでグッバイ!

by カエレバ

 

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • こんにちは。この週末は富山に帰省していて、自宅に戻ってから記事を拝読しました。今回は実家で拵えたかぶら寿司をお土産に帰ったのですが、ぶり寿司はかぶら寿司がモチーフなのか知らん?と思いました。

    • どうもこんにちは!
      富山ではおいしいものは食べられましたか?(^-^)

      ぶり寿司はますの寿しが源流かなと思っています。
      かぶら寿司はぶりとかぶを主に使用しますが、米麹で発酵させる工程やかぶが主役になることからも、ぶり寿司とは似て非なるものです。
      ぶり寿司はますの寿し屋さんが最初に作ったということもあり、ますの寿し寄りの作り方になってるのかなと思いますね。

  • はじめまして~!
    ブリ寿司美味しそうですね~!
    来年度から多分富山に住むことになると思うのでいろいろと楽しみです!
    投稿楽しみに待ってまーす!

    てか、ブリズシがプリズンに見えちゃったw

    • たいちゅーさんはじめまして!
      コメントありがとうございます!
      来年度からってもうすぐじゃないですかあ(^O^)/
      富山は一見地味な県のようで、実際地味な県なのですが、
      噛めば噛むほど味が出る昆布のような深い魅力にあふれていますよ。
      当ブログの過去記事で予習してってくださいね~!(笑)

      無茶しすぎてあるのんがプリズンのお世話にならないよう、
      どうか祈っててください(笑)

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