こんにちは、自称富山人あるのんです。
今回さまよったのは富山市西町エリア。
かつては富山のスクランブル交差点といえばこのエリアでした。
交差点の角でたこ焼きを買ったり、大和の前に「現在の騒音◯◯ホン」な電光掲示板があったりして、昭和人のノスタルジーが詰まったエリアといえるでしょう。
現在、旧大和があった場所には富山市ガラス美術館という外観も内観も映えまくりのスポットも誕生しています。
さて、今回訪れる先はこちら──
純喫茶ツタヤ···のように見せかけて、その2階にあるお店です。
自称居酒屋 えく坊
座席はカウンターとテーブル席があってわりと広い作りになっています。
普段はカウンター大好きマンですが「西町の夜景が見える」とのことで今回はテーブル席にしてみました。
夜景というかアーケードがよく見える・・・
でもガラスがとっても大きいので開放感があり、市電や道行く人たちを眺めながら飲むお酒もなかなかいいものですよ。
メニュー
まず単品飲み放題メニューがあるのが嬉しい。100分2,000円でビールだけで4種類もあったり、お酒の種類も一通り揃っていて銘柄がちゃんと書いてあるのも好感度大。
飲み放題にしたことで浮いた予算を食べる方にまわすという発想。最初からトップギアでいきまっそー!
メニューは魅惑的なものが幅広く揃っているので、それはそれで迷いまくるという罠。
お通しはタケノコと山菜のコシアブラのおひたし。
旬の素材がふんだんに盛り込まれていて、お通しがいいお店は間違いなくいいお店ですよ。
何においてもまずは生ルービー。ンマイ!
おつまみサラダ ¥880
「おつまみサラダ」のパワーワードたるや。
「おつまみ」という魅惑的なワードに「サラダ」という健康に良さげなワードを被せることで罪悪感を最小限に抑え、「二兎を追うものは二兎を得る」期待感にあふれています。
どわああああっ!!!?
か、なんちゅうボリューム感!1人で食べたらこれだけで腹一杯になることは必至。
めちゃくちゃボリュームあるけど豚肉もたっぷり入っていて胡麻ドレッシングがいい感じ。
これとは別に「豚しゃぶサラダ」なんてメニューもあって気になるけど、海鮮サラダもぜったい美味しいんだろうなあ~
炭火 串焼き
左からハツ、鶏もも、つくね、シロ。
炭火焼きなのも嬉しいのですが、肉がどれも柔らかくて美味しい。特につくねは手ごね感がすごくあって、粗めのナンコツがごろごろ入っているので抜群の歯ごたえと味わいを醸し出しています。
今回はすべてタレで焼いてもらいましたが、次回は塩で食べてみたいな。
馬刺し 特上刺身 ¥1,280
馬刺しってたま~に食べる機会がありますが、何をもって「特上」とされているのかさっぱりわからないレベルには食べ慣れていない食材かと。
おおお!?なんか赤色が深い・・・
そして馬刺しにしては結構な厚切り。魚の刺し身もそうですが、「固いものは薄く切り、柔らかいものは厚く切る」という法則に則って考えるとこれはつまり・・・
ンマーーーッ!!!!
めっちゃやわらけえ~っ!!!ゴマ油と塩が別になっていてゴマ油にはなんの塩味もついていません。
つまりセルフで塩を付けてゴマ油に浸していただくのですが、これがめっちゃシンプルに馬肉本来の味わいが舌へ伝わってきます。これは良き馬肉でした。
刺身盛り合わせ一人前 ¥1,320
刺し身というのは魚の良し悪しはもちろん大事ですが、実は盛りつけも同じくらい重要で盛りつけを見ればどれほどの情熱をもって魚を扱ってるかがわかる・・・気がするような気がする。
これは見るからにいいお刺身。上からカンパチ、ヒラメ、サワラ、クロソイ。
こういう脂がのりまくった白いカンパチはなかなか富山では見かけませんね。多分養殖と思われますが見た目ほど脂くどくなくいただけます。
熱燗必須案件
クロソイは富山ではそんな有名ではないですがとても美味しい魚です。ヒラメも適度な熟成感があって最高ですね。
サワラは「鰆」と書くだけあって春の訪れにふさわしい魚。刺し身の盛り合わせは盛りつけも彩りもよくどの刺し身も楽しめました。
カツオの酒盗 ¥550
「酒を盗む」と書くほどの酒肴として有名な酒盗。かなり塩味が強い食べ物ですが野菜などの添え物なしとは珍しい。
こ・・・これは・・・・・・・
これは・・・あまりにしょっぱすぎる・・・
酒盗は様々なところから瓶詰めにされたものが販売されています。
塩加減はそれぞれの商品によって異なり基本どれも塩辛いのですが、しかしこの酒盗は過去に食べてきた中でもトップランクに塩辛いです。
自称富山ブラック県民といえどこれをこのまま食べるのはしんどすぎました。
なので刺し身のツマなどと一緒にいただいたりしたものの、残念ながらこれは最後まで食べきることができませんでした。
好みに合わなくても美味しくなくても出てきたものは食べきるのが当然だと思ってましたが、これはしょうがない・・・と自分に言い聞かせる。
ジンソーダもよき
漬物盛り合わせ ¥660
漬物大好きな人ならわかると思うんですが、そのお店で初めて漬物を頼んで出てくるまでの「自家製か既製品か」というドキドキ感ってありますよね。
自家製だからといって絶対に美味しいとは限らないし、既製品だからといってイマイチとも限らないのが漬物の奥が深いところ。
とはいえ自家製のありがたみはやはり格別なものがあるかもしれません。
飲み放題でバンバン飲んでるので和らぎ水をお願いしたんですが、この黒い棒ってまさかマドラー!?なんとシャレオツな・・・
──と思ったら違った!!ストローやん!!ナウい!!!オシャンティー!!!
そろそろ飲み物もラストオーダーとなり、お腹も酔いもいい感じになってきたところで何か〆の一品でもいただきたいところ。
メニューを眺めることしばし。やっぱこれっしょ!!!
十割そば使用 ざるそば ¥660
ざるそばで〆れるって最高じゃない!?
蕎麦はコシがあるし蕎麦つゆも出汁の風味がしっかり感じられて大満足。
「ヘイ大将!もう一枚!!!」・・・といきたいところを我慢できたボク偉い!
でも密かに〆の握り寿司5貫とらやも気になるんだよなあ。〆に寿司って~笑
ということで今回はこんな感じでしたが、お店の人たちはとても感じが良く過ごしやすいし、昼にはランチもやってるし一人飲みでもめっちゃ満足できそうな「晩酌セット」なるもの(飲み放題もつけられる)もあったりして、これは何度でも訪れたくなること必至。
なぜ「自称 居酒屋」なのか!?
おそらく富山県民99万9476人が気になっているであろう「自称 居酒屋」とはいったいどういうことなのか。その理由について伺ってみたところ──
「自分が自称料理人だからです」とのこと。おおお・・・なんて謙虚なんだ・・・
一日も早い「自他共認居酒屋えく坊」になる日が望まれている──かもしれない。
ということで満足度が高くやたら奥が深そうな「自称居酒屋えく坊」に皆さんも行ってみてくださいね~!
自称居酒屋 えく坊
住所:富山市堤町通り1-4-1 2F
電話:050-8892-8080
営業時間:
11:00~14:00(Lo13:30)
17:00~24:30(Lo24:00)
定休日:月曜日
ネット予約可
公式サイト
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