北陸レトロゲームの聖地『レジャーランド藤江本館』新館とゆめのゆも紹介

ゲーセンに通いつめた少年時代。

キャラを動かすだけで新鮮で楽しかったあのころ。

全然クリアできなかったけど、無我夢中で遊んだあのころ。

クラスメイトにチクられて皆の前で説教くらったあのころ。

レトロゲームでノスタルジィに浸りたい

そんなささやかな夢をかなえてくれるゲーセンが、石川県金沢市に存在するのだ。

レジャーランド藤江本館

我々常連の間では旧館と呼ばれて久しい本館であるが、1階は充実のメダルゲームコーナーとプライズコーナーがあり、2階はレゲー(レトロゲーム)好きや格ゲー好きにはたまらない空間となっている。

この広いフロアには100種を超えるゲームがあり、ゲームによっては複数台あったり対戦台となっているものもあるので、全体で何台あるか数えるのは実に骨が折れる行為だ。

この壮観たる奥行き、これがキャプつばのアニメなら地平線が見えていることだろう。

シューティングゲームも充実。

SEGAのお家芸『早すぎた技術』の1つ、4台リンクプレイが可能なスパイクアウト。

藤江はぷよぷよの聖地としても有名。

新旧格ゲーも充実。

もちろんスト2も複数台完備でメンテも抜群だ。

懐かしのDIGDUG。ZIGZAGではないのでお間違えのないように。

大山のぶ代が超得意だったというアルカノイドもあるのだが、このアルカノイドのプレイ料金はなんと10円である。

「10円玉なんか持ってねーよ！俺はアルカノイドがやりたいのに！」

とキレて台パンするのはおやめなさい。

ほら、

ちゃんと横にアルカノイド専用両替機があるので、どうか安心してほしい。

 

もしもやりたいゲームが見つからなかったら

これだけ古いゲームが揃っていても、アーケードゲームの歴史は長く広い。

いくらレジャランの本店といえど、とても全てを網羅できるはずもない。

そう、そんなときはコレ

なぜか2000ものタイトルが遊べる謎の筐体。

「じゃあこれだけでいいんじゃ…」

そんな身も蓋もないことを言ってはいけない。レゲーは実機でプレイしてこそ価値のあるものだ。

ゲーセンという空間で当時のゲーム基板が稼働するということは、そのゲームが作られた時代背景や製作者の思いを感じとりながら、プレイヤーが作品と同化するということに他ならない。

エミュレータでは思いを感じることは出来ないのである。

これらのゲーム基板であるが、いったいどのくらいの価格なのか想像つくだろうか。

「古いゲームだし、容量も少ないし、家庭用ハードにも出てたりするしそんな高くないよね」

と思われる人も多いかもしれない。

実は国内ゲーム基板の多くが海外に流れているという事情もあり、現在のゲーム基板はなかなかに高価だ。

上の画像一番左に見えるのが『ワルキューレの伝説』だが、ある業者のホームページを見てみたところ、NewVerなら￥210,000もする。(マザー付)

その右横の源平討魔伝は￥9,1000で、一番右のスターフォースは￥68,000だった。

果たしてこのフロアのゲームの基板の金額を合計したら、いったいいくらになってしまうのだろうか。

芸術鑑賞もだが、すぐに金額の大きさではしゃいでしまうのがなんともお恥ずかしい限りだ。

藤江本館 ゲームリスト一覧

2017年10月現在のゲームリスト
(バイパスレジャーランド藤江本店(本館)ホームページより)

 

レジャーランドの総本山！藤江新館

これまで本館を御覧いただいたわけだが、レジャーランド藤江には新館も存在する。レゲーに興味のない人たちはむしろこちらが本命だろう。

新館にも数多くのゲームがあり、2階には麻雀、ビリヤード、さらに上の階にはカラオケやボーリングまであり、まさにレジャーランドの本店に相応しい要塞っぷりだ。

ビリヤードに

ボーリング

ではここで1階の様子をご覧になっていただきたい。

果てしなく続くこの奥行き。

仮に機材がなかったとしても、恐らく地平線は見えないだろう。

直線的ドリブラーの日向くんでは奥までたどり着けないこと必至だ。

ホットスナックも充実しており、スト4時代には随分お世話になったものだ。

このとき外はまだ真っ暗だというのに、この新館の明かりは途絶えることはない。

そう、この新館は一部のメダルコーナーやプライズコーナーを除いて24時間営業である。

さあ、終わりなき戦いを制するのは誰だ！

天然温泉健康ランド『ゆめのゆ』で休もう

レジャーランド藤江新館の隣には、これまた立派すぎる健康ランドが存在する。

この施設ももちろんレジャーランドと同じ会社の経営である。

温泉や設備、さらにサービスも非の打ち所がなく「他にあるようなサービスは全部ある」的な充実っぷりだ。

これまで寝る場所は仮眠施設のみだったのだが、近年『HOTEL ゆめのゆ』が増築され、わずかながらに残されていた死角要素はこれで排除された。

広大な駐車場に、レンタカー、タクシー、さらに金沢駅までの無料シャトルバスもあり、金沢駅からシャトルバスで来ることも、なんなら駅周辺へ飲みに行くというウキウキな行動も可能となっている。

シャトルバス時刻表

金沢ゆめのゆ⇔金沢駅西口

金沢ゆめのゆ⇔畝田県営住宅

乗車券が必要なので、夢の湯か新館のカウンターでゲットしよう。(持ってない人もいたけど)

ゆめのゆ 料金一覧

健康ランドコース

	通常入館料金 朝6時～深夜3時	深夜追加料金 深夜3時～朝11時	合計 朝6時～翌朝11時
会員	大人700円+税 子供300円+税	大人＋1,000円+税 子供＋500円+税	大人1,700円+税 子供800円+税
大人	1,000円+税	＋1,000円+税	2,000円+税
子供	500円+税	＋500円+税	1,000円+税

	深夜入館料金 （深夜3時〜翌朝6時の間に入館）
会員	大人1,700円+税 子供800円+税
大人	2,000円+税
子供	1,000円+税

※貸館内着、タオルセット、シャンプー、歯ブラシ、ひげそり付き
※仮眠施設の利用可能
※深夜3時以降のご在館は深夜料金が自動的に加算
※深夜3時～朝6時迄に入館すると、夕方5時迄滞在可
※子供料金は小学生以下に適用

スーパー銭湯4時間コース

	入館料金 （24時間ご利用可能）	延長料金  （1時間毎）
大人	550円+税	＋100円+税
子供	300円+税	＋50円+税

※シャンプー、歯ブラシ、ひげそり付き(館内着なし)
※タオル・バスタオルの販売及び、レンタルあり
※子供料金は小学生以下に適用
※４時間を超えた場合は、自動的に延長料金が加算

その他のサービス

7種類の岩盤浴（24時間）	500円（フリータイム）+税
フィッシュ浴	500円（15分）+税
娯楽室（マージャンルーム）	3,000円（120分以上）+税
カラオケルーム	1,000円（平日60分）+税 1,500円（土・日・祝60分）+税
貸室	1,000円（60分）+税 深夜12時～朝9時 5,000円+税
貸会場	5,000円（60分）+税
貸マット	500円+税

まとめ

レジャーランド藤江はレジャーランドの本店というだけあって、『新館・本館・夢の湯』と、攻守のバランサー井沢くんっぷりがいかんなく発揮されている。

新館・本館で遊び、駅前や片町へ飲みに移動するも良し、いっぱい遊んだ後は夢の湯で温泉に入り、ゆったりとくつろいだり飲み直したりと、普段なかなかできない時間の過ごし方が出来るのが大きな魅力だ。

藤江のレジャランも夢の湯ももう何度行ってるかわからないくらいのリピーターなので、ぼくが自信を持っておすすめできる一大娯楽スポットだ。

場末のゲーセンも健康ランドもそれぞれに味はあるが、それらとは比較にならない豪華さや充実のサービスっぷりに特別感を楽しんでもらえるだろう。

ぜひ週末などを利用して行ってみていただきたい。

 
バイパスレジャーランド藤江店
住所：石川県金沢市藤江南2-105
電話：076-268-7518