【富山全蔵飲み比べ】日本酒好きの富山人が選ぶ おすすめのお酒

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こんにちは、富山人あるのんです。

大地の恵みの豊かな富山。おいしい水が豊富で、酒造りに適した冬の寒さもある。となれば、日本酒もよりおいしくなろうというもの。

「富山のお酒を贈りたいんだけど」

「富山に行ったらどんなお酒を飲めばいいの?」

そこで今回は富山の全蔵のお酒を飲んできたぼくが(全種ではありませんが)、その中から特におすすめしたい日本酒をご紹介させていただきます。

■富山のお酒の特徴

まるで控えめな富山人の県民性を体現したかのように、控えめな味わいの淡麗辛口のお酒が多いです。淡麗旨口と言ってもいいですね。

どちらかというとあまりお酒が主張しすぎず、富山の豊かな肴を静かに引き立てる。そんな縁の下の力持ち的なお酒が多いと思います。

■普通種
醸造アルコールを白米重量の10%以上(本醸造酒は10%以下)使用しているもの。30%以上使用して糖類や酸味料で味を整えたものを三倍増醸酒という。

 

■本醸造
精米歩合70%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。

 

■純米
精米歩合による規定はない、麹歩合15%以上、アルコール添加なし。

 

■吟醸
精米歩合60%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。吟醸造りにより、香味や色沢の優れたもの。

 

■大吟醸
精米歩合50%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。吟醸造りにより、香味や色沢の優れたもの。

 

■純米大吟醸
精米歩合50%以下、麹歩合15%以上、アルコール添加なし。吟醸造りにより、香味や色沢の優れたもの。

※「吟醸造り」とは、低音でゆっくり発酵させることで、吟醸香と呼ばれる香りを引き出す製法です。

 

※特別○○(本醸造や純米など)とは、精米歩合がより高かったり特別な製法であったりと、特別である理由の記載がなされています。

銀嶺立山:立山酒造

北陸最大の酒蔵である、立山酒造。

普通酒や本醸造がすっきりして飲みやすくコスパが良いです。特に、今だ「酒は2級酒が一番やちゃ」とか言ってる層には絶大な支持がありますが、居酒屋で燗酒といえば多くが立山を採用しているので、ぼくも日頃大変お世話になっています。

密かに立山の純米酒が好きで、ちょくちょく家飲み用に購入します。純米のコクとほどよい酸味、立山らしい飲みやすさも相まった純米の秀作です。

一時期だけ販売される立山特別本醸造金ラベルのクオリティが素晴らしすぎるので、見かけたらぜひゲットしてください。今年もごく一部の酒屋さんにて販売中です。(2017年1月現在)

※2018年は販売されませんでした

幻の瀧:皇国晴酒造

幻の瀧を醸す皇国晴酒造は、黒部市生地地区にその蔵を構えています。

黒部川扇状地湧水は3000m級の立山連峰より流れでた良質の水に恵まれていて、黒部市の生地地区には地区内に21ヶ所の清水スポットがあるほど。

そのような水に恵まれた蔵が醸すお酒は、水のように滑らかでありながら気品のある味わいがあって、食中酒としては出色のものであるように思います。

純米吟醸

県外から遊びにきた友人らが、この蔵の「純米吟醸」を飲んだときの反応がすこぶる高かったです。

幻の瀧はコスパも高いので、富山の魚介類にまぼたきの純吟は鉄板の組み合わせだと思っています。

新酒の時期に販売されるこの蔵の大吟醸生酒も大好きで、日頃利用していた酒屋が閉店するまでは毎年買っていました。

もし酒屋でこのお酒を見かけたなら、春の息吹を感じる大吟生酒をぜひ一度飲んでみてくださいね。

限定大吟醸 飛雪

ぼくが日本酒に大ハマリするきっかけとなったお酒の味に非常に近くて懐かしい気持ちになりました。

高級酒米の山田錦を35%にまで磨き上げた贅沢な造りのお酒で、上品な果物の香りと後味の綺麗さには驚かされます。

価格はかなりのものですが、大事な人や特別な日にいかがでしょうか。

若鶴:若鶴酒造

若鶴酒造は県内でトップ3に入る大きな酒蔵です。

機械化が進みつつも昔ながらの伝統的な酒造りにも力を注ぎ続けています。

苗加屋

若鶴には苗加屋というブランドのお酒がありまして、蔵の中で-3℃以下でタンク貯蔵を行い、瓶詰、出荷まで冷蔵管理し、取扱店にもお酒の特性を十分に説明して冷蔵保管を徹底するという、こだわりのブランドもあります。

若鶴は全体的には淡麗辛口の傾向にありますが、苗加屋は無ろ過・生酒・原酒という淡麗とは真逆の濃醇なる味わいで、たくさんは飲めないけど旨い酒を少しだけ味わいたいという人にはうってつけのお酒と言えます。

若鶴 玄

この蔵の大吟醸も気品があって好きなのですが、一方でコスパ酒の辛口玄がまたいいんですよ。これの熱燗がまたいいんですよ。

勝駒:清都酒造場

清都酒造場が醸す勝駒は、富山で最も人気があるお酒ではないでしょうか。

かつては桶売り(大手へのOEM供給)を行っていたという清都酒造場ですが、今や通販でものすごい値段で取引されています。富山人ですらいつでも買えるお酒ではありません。

その品質の高さの理由のひとつに、酒米の精米歩合の高さ・酒造好適米の使用率・使用する酒米の品質の高さには他の追随を許さないものがあり、ラベルに「富山で一番小さな酒蔵」と、一見謙遜のようにも見えることが書かれていますが、このようなこだわりは小さな酒蔵だからこそ可能なのかもしれません。

この蔵のお酒はどれもおいしいのですが、特に飲んでみるべきものは特別本仕込み(本醸造)と純米ですね。

【勝駒が買える酒屋】勝駒ってどんなお酒?逸話などを交えてご紹介

※↑通販はプレミア価格なので注意

勝駒 本仕込

上品な香りを持ちつつ柔らかい味わいながら骨格のしっかりした絶妙な味わいは、もう見事というしかないです。

勝駒 純米

純米はさらに酸に力があります。勝駒の特別本仕込みと純米のコスパの素晴らしさが、勝駒の名を不動のものにしたと言っても過言ではありません。

北洋:本江酒造

魚津市にある本江酒造。

魚津の港町近くに酒蔵があるからなのか、全体的に魚の味を邪魔しない味でスッキリしていながらまろやかな米の旨味が感じられるのが特徴。

純米酒 越中懐古

冷や(常温)でも燗でもおいしい旨味のノッた純米酒。

蜃気楼の見える街

主張しすぎない上品な吟醸の爽やかな香り、だけど味はしっかり辛口なので淡白な魚介類によく合います。

昔、地元の居酒屋で水ダコの刺し身といただいたこのお酒の味が今だに強く印象に残っています。

千代鶴:千代鶴酒造

千代鶴酒造は滑川市にある小さな酒蔵です。

ちょっと驚きの話なんですけど、清都酒造場の勝駒の礎を築いた川原杜氏は、かつて蔵を掛け持ちしていたんですね。毎年、清都酒造場に入る前にこちらの千代鶴酒造で酒造りをしていたのです。

現在は息子さんが杜氏となって精力的に酒造りを行っているとのことですが、この蔵のお酒の品質の高さはこの話と無関係ではないと思います。

どのお酒もいいのですが、純米と純米吟醸が特に好きですね。綺麗なだけでないシャープな旨味。限られた酒屋でしか売られてないので、酒屋や居酒屋で見かけたらぜひ試してみてほしいと思います。

※千代鶴はネット通販されていません。特約店のみの販売となっています。

超限定醸造『恵田』(エデン)

千代鶴といえば、このお酒を抜きには語れません。

「恵田」は地元で米作りから始め、無農薬で栽培された酒米のみを使用して醸される特別なお酒。

お米の収穫量もわずかなものになるので、限定醸造の限定販売となります。

大人気のお酒なので、購入方法はほぼ店頭での予約販売のみ。

富山のお酒では珍しいボディ感溢れる豊かな旨味は、まさに「恵田」の名にふさわしいものといえるでしょう。

白緑:有澤酒造店

有澤酒造店は、上市町にひっそりと存在する知る人ぞ知る酒蔵。

一般の酒屋には売られていないし置いてある居酒屋もごくごく一部なので、富山でもこのお酒の存在はあまり知られていないと思います。

近年飲んでいたのは(居酒屋に置いてあったのは)本醸造のようで、酸味にちょっと個性ある味わいなので万人ウケという感じではないかもしれませんが、冷やよりはお燗が向いているように思います。

通販はされていません。

萬歳 北一:黒田酒造

黒田酒造が醸すこのお酒も白緑と同様、売られている酒屋を見たことがなくて(少なくとも富山市では)、置いてある居酒屋もとても少ない。

北一という名前は「北陸で一番であれ」という思いが込められているそうで、味はスッキリとした辛口の味。

酒蔵のホームページには「上級酒に萬歳の冠を乗せる」とあるので、画像のお酒は本醸造酒と思われる。

普段飲みやお燗にして飲むのに適しています。

太刀山:吉江酒造

砺波市にある吉江酒造は、なんと親子2人のみで造られているお酒なのです。富山で唯一という越中杜氏とのこと。

そのどっしりとした味わいは、まさに造り手そのものの個性。これほど造り手の顔が想像できるお酒も、そうないのではないかと思いますね。

どっしりとした骨太な骨格ながら決してしつこいとか嫌な感じはなく、「あのおっちゃん、最近どうしてるかな」的な、たまに思い出して飲みたくなる味わいなのです。

とりあえず飲んで見るなら純米ですね。大吟醸もオススメですが、大吟醸と聞いて一般に想像する線の細い綺麗なものを想像すると、おっちゃんにマウントとられます。

よしのとも:吉乃友酒造

富山で唯一「醸すお酒のすべてが純米酒」という、純米に強いこだわりを持つ吉乃友酒造。

純米酒本来の旨さ、マリアージュ、飲み飽きしない味わいがこの酒蔵の理念ということもあり、柔らかい味わいで飲みやすく、しっかり米の旨味もあって飲み飽きしない味わいとなっています。

料理とも合わせやすく、コスパにも優れている点がまたありがたい。

とりあえず飲んで見るなら純米と特別純米がおすすめ。

よしのとも純

すっきりしながらも、爽やかな酸味と米の旨さが感じられる1本。どことなく新潟のお酒を髣髴とさせるような綺麗な味わい。熱燗にしても最高!

特別純米

飲み口は力強いのですが、心地よい酸味とキレの良さがたまらない。

成政:成政酒造

成政酒造のお酒をこよなく愛する人たちによって作られた「成政トラスト吟醸の会」は既に30年を超える歴史があります。

会費を募ることで特別な限定酒が醸され、会員の元に3本の大吟醸が届けられるというシステム。30年前といえば多分まだ吟醸酒がそれほど一般的ではなかった時代で、そう考えると当時は相当斬新な試みだったことでしょうね。

成政 純 純米酒

まろやかさや旨味を引き出すために、蔵で1年熟成させてから出荷しているとのこと。

味わい、酸味、キレ、どれもほどよいバランスで食事に合わせやすいお酒です。

成政酒造は医王山の麓にあり海から離れているからなのか、山の幸と合わせることを推奨しています。山の幸をいただきときはぜひ成政を思い出してみてください。

成政 雄山錦大吟醸 医王山

富山県南砺市産の雄山錦で醸された大吟醸。

穏やかな吟醸の香り、柔らかな味わいの後にはキレもあり、純米同様食中酒として高いパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。

満寿泉:枡田酒造店

富山を代表する吟醸蔵、枡田酒造店。

昭和四十年代半ば、蔵の生き残りをかけて挑んだという吟醸造り。吟醸酒は当時はまだ一般的ではなかったけれど、親も親族も杜氏という三盃幸一氏の醸すお酒が徐々に高く評価されていきました。

能登杜氏四天王と呼ばれる氏の醸したお酒は、たんに吟醸香だけ強調したようなお酒ではなく、気品ある香りが全体と調和して奥深い味わいに仕上がっているのがなんとも素晴らしい。

満寿泉 純米吟醸

とりあえず飲むなら純米大吟醸!…と言いたいところですがお値段もそこそこなので、まずは純米吟醸から試してみるのがいいかも。

純米大吟醸 SPECIAL

この蔵にはちょっと、いや、相当面白いお酒もあるんですよ。なんと、オーク樽で熟成させた日本酒で、ワインというよりはウイスキーよりな感じ。芳醇な樽の香りが楽しめる逸品で、日本酒もワインもウイスキーも好きという人は絶対に飲んでみるべきです。

富山駅横にある「とやマルシェ」内にて試飲ができます。
↓の記事の「海の保存食 つりや 富山駅店」の項目。

「ぶらり昼飲み」富山駅前で昼間から飲み歩きできるお店大特集!

純米大吟醸 寿 プラチナ 無濾過生酒

最高級の大吟醸に「満寿泉 寿 プラチナ 純米大吟醸 無濾過 生酒」というものがありますが、天皇陛下が富山に来県された際に、レセプションの乾杯のシーンでこちらのお酒が登場し、通常は杯を持ち上げるだけのところを口をつけ、さらに飲み干されてしまったとのことで、いったいどんな味なのか気になってしょうがありません。いつか飲んでみたい…。

↓飲んでみました!

富山の最高の日本酒を、富山の最高の絶景の中で味わってみた

曙:高澤酒造場

高澤酒造場のお酒は、かつて関取だった「曙関」の横綱昇進パーティーの際に鏡割りに用いられたことで知名度が上がりました。

酒蔵が氷見市にあるということで、「氷見の魚に合う食中酒」がコンセプトとのこと。

普通酒から大吟醸までの全てのお酒を手間のかかる「槽」(ふね)で絞っているということで、これは富山どころか全国でも珍しいのではないでしょうか。

有磯 曙 初嵐 純米火入れ

曙といえば酸味に個性があるイメージなのですが、まろやかでありながら個性のある酸も感じられ、魚介類の脂や磯の風味をガッチリ受け止めます。

有磯 曙 袋吊大吟醸 青海白峰

フルーティーさが素晴らしい大吟醸。しかしただ綺麗なだけのお酒ではなく、曙らしく食中酒に寄せているというかバランス感覚に優れています。

銀盤:銀盤酒造

銀盤酒造は、黒部市にある酒蔵で富山でもTOP3に入る大手の有名蔵ですが、2016年に兵庫県神戸市の阪神酒販株式会社の傘下に入りました。

それまでは普通酒が主な稼ぎ頭で、その一方で純米大吟醸「米の芯」は吟醸の傑作として有名な存在でした。

現在では普通酒推しというよりは、特別純米や生酒など品質を重視したラインナップに力を注いでいるようです。

今年飲んだ純米生酒は旨味が濃いながらスッキリしててびっくりしました。

米の芯

そして銀盤といえばやはり「米の芯」は外せません。

山田錦、熊本9号酵母、精米歩合35%という、いわゆる『YK35』の高級な純米大吟醸ですが、スッキリとしながら上品な果実感を感じる味わいは以前から贈りものにも間違いのないお酒として人気があります。

おわら娘:玉旭酒造

おわら娘の銘柄で有名な玉旭酒造は「おわら風の盆」で有名な八尾町にあります。

創業は1808年と言われており、県内でも特に歴史ある酒蔵の1つに挙げられます。

その歴史ある酒蔵のラインナップにチューリップ酵母を使用した「咲いた咲いた」や、日本初となる高山植物酵母を使用した「月の蜜」、そしてさらに、お酒を醸す際の元となる「酒母」をそのまま絞って販売してしまった「玉旭 ECHOES(エコーズ)酒母絞り 純米生原酒」「玉旭 MOTHER 酒母搾り 純米生原酒」などもあり、さらに他にも斬新なお酒を精力的に開発販売されています。

玉旭MOTHERを飲んだことがありますが、一言でいえば白ワインのような味です。

酒母なのでアルコール度数も12度と低く、日本酒度も-50度(一般的な辛口のお酒は+5度とかそんな感じ)と甘口で、酸度も8.5と通常の日本酒と比べてとても高い。

目をつぶって飲むと甘酸っぱい白ワインのようですが、とても上品な仕上がりとなっていて和食と合わせやすいのが日本酒らしさを残しているといえるでしょう。

これらの商品は限定商品なので通販は行っていないようです。

純米無濾過生原酒デスペラード

720ml¥1,836、1800ml¥3,240(税込)

生酒のフレッシュさを残しつつもまろやかさが加わり、この熟成具合が得も言われぬ旨味を醸し出しています。

甘酸辛苦渋のバランスが絶妙で、何かの要素が突出していてもこのバランスは崩れてしまうことでしょう。

繊細な白身魚よりは、脂がのった魚や磯の風味強い海産物などによく合うと思います。

大吟醸 おわら娘

主張しすぎない上品な吟醸香とまろやかさに包まれたその優しい味わいは、まさにおわら風の盆の典雅な踊りそのものといえるでしょう。

風の盆:福鶴酒造

こちらの福鶴酒造も八尾町の酒蔵で、創業が嘉永元年(1847年)と大変に歴史のある酒蔵です。

ふくく 山廃純米 生原酒

ラベルがとても綺麗ですね。

八尾町で育った五百万石を使用して造られたお酒で、富山では珍しい山廃仕込。(山廃とは乳酸菌を自前で育てるやりかたで、酸の味が強く個性的になる)

飲んでみるといい意味で山廃っぽくないというか、ラベル同様キレイで飲みやすく端正な味わいです。

八王

富山県産「てんたかく」100%のお米で醸されたお酒。てんたかくは富山県内において食用で流通されているお米で、酒造好適米ではありません。

そして、精米歩合が78%とかなり低め。この食用米を使用した低精米のお酒が、アルコール度数18%の原酒で販売されていてロック推奨となっています。

味に厚みがあるので、氷を浮かべても味が薄くなりすぎないんですよね。なかなかおもしろいお酒でした。

羽根屋:富美菊酒造場

こちらの富美菊酒造場は、元々は「富美菊」というお酒を造っている酒蔵でしたが、「羽根屋」というブランドを立ち上げ、羽根屋のすべてのお酒は大吟醸クラスの造りとのことで、とてつもない手間暇をかけて造られています。

蔵人5人で数々の賞を受賞し、JALファーストクラスラウンジに採用され、首都圏でブレイクするなど、もはや全国区のお酒です。どのお酒も品質が高いのですが、個人的には特別純米 瓶燗火入と純米吟醸煌火(きらび)生原酒がおすすめです。

羽根屋 特別純米

爽やかな風に誘われるような、心地よい透明感。そして後から木漏れ日のように差し込んでくる穏やかな酸味。

春の日の夕映えのように、やさしくあたたか味のあるお酒です。

羽根屋 純米吟醸煌火(きらび)生原酒

「夜空を彩る花火の艶やかな煌めき(きらめき)のようでいて、海のように優しく包み込む」(裏ラベルより抜粋)

すばらしく華やかなお酒です。口の中で煌めくような、それでいて包み込まれるよな旨味。全国にその名を轟かせた1本といえます。

林(黒部峡):林酒造

創業400年にもなるという、富山で最も歴史のある蔵、林酒造。黒部峡というお酒を醸しています。

この蔵の「林」というお酒を居酒屋で見かけたものでいただいてみたところ、数年前に飲んだ印象とはまるで違うものになっていました。

これはどういうことかとネットで調べてみたところ、社長の息子さんが現在、杜氏を任されているとのことでした。富山で最年少の杜氏です。

蔵全体で約150石という小さな蔵を、昨年はアルバイト2名とで計3人で醸したとのこと。(Facebookより)
これからばっちり注目していきたいと思います!期待大ですぞ。

※林は特約店のみでの販売となっています。

※林はネット通販されていません。特約店のみの販売となっています。

三笑楽:三笑楽酒造

三笑楽酒造は五箇山の豪雪地帯にあって、五箇山合掌集落はユネスコの世界遺産に登録されています。

人が住む地域で毎年2mを超える積雪があるというのは、雪が多いといわれる富山県内でも極めてレアであるといえるかもしれません。

酒造りにおいては低い気温のほうが安定した酒造りがやりやすく、酒造りに集中できる環境と言えるでしょう。

三笑楽 純米酒

富山県産五百万石を使用。出荷まで蔵内で1年も熟成させるということで、このまろやかさと米の旨味からは厳しい五箇山の自然を乗り越えた生命の息吹や躍動を感じずにはいられません。

三笑楽 大吟醸

兵庫県産山田錦を100%使用して醸された大吟醸…と聞いて想像するような華々しい香り吟醸タイプではなく、品のある味吟醸タイプのお酒。

主張的な味ではなく、厳しい冬を耐え忍んだこの穏やかな味わいは、極上の食中酒として食事を彩ってくれることでしょう。

若駒:若駒酒造場

南砺市にある合名会社若駒酒造場。

有名な「勝駒」の清都酒造とは親戚関係らしい。確かに酒の名前に「駒」が付くし…ではなくて、勝駒も若駒の代表者も「清都さん」なので確かに納得。(味は似ていませんが)

本醸造や純米酒は力強い酸のある味なので、ちょっと好みはあるかもしれませんが、クセのある魚介類や珍味にも力負けしないのでそういった食中酒としてはかなり秀逸だと思います。

純米吟醸 萌

椿の花の酵母と南砺市のとれた米を使用して醸されたお酒で、花酵母の不思議な心地よい香りが楽しめます。日本酒度が-11なので、それなりの甘さがありますが、バランスが良くラベルの可愛さも相まって女性に好かれそうなお酒です。

勝鬨:戸出酒造

戸出酒造有限会社の勝鬨は、今や「和洋酒店 清都」という店名でビールや焼酎に日本酒を販売する酒屋さんになっています。

でも醸造元としてしっかり勝鬨も販売しているという、ちょっと謎めいたところがなんとも気になってしょうがありません。

お酒は本醸造しか見たことがないし本醸造しか飲んだことがありませんが、お米は五百万石が使用されているのでスッキリとして飲みやすい味でした。

和洋酒店 清都・・・気になる。

とりあえず買うならどのお酒がいい?

これだけあると、どのお酒を買っていいのか悩んでしまいますよね。

これらは個人の意見になりますが、お土産屋の売店では必ず売ってる「羽根屋」「幻の瀧」「若鶴(苗加屋)」「満寿泉」あたりは知名度も高く鉄板のお酒と言えると思います。

ラベルのデザインで選ぶのもありですね。最近では富山もラベルデザインに凝ったお酒が増えてきました。

そういうお酒はお酒にも趣向が凝らしてあるものが多いので、「ラベルの綺麗さで買ってみたけどいまいち…」ということは少ないと思います。

あと富山で人気の高い「勝駒」「千代鶴」「林」は特約店のみの販売となっているので、もし運良く見かけることができたなら、ぜひゲットしておきたいお酒です。

↓富山のこだわりの酒屋さんご紹介(富山駅から歩いていけるお店もあります)

富山県内で日本酒にこだわった酒屋のご紹介

まとめ

日本酒ってなかなか難しいですよね。難しい用語もいっぱいあるし、味も繊細で多種多様。飲み比べれば味の違いがあるのはわかっても、ひとつだけを飲んで判断するのはなかなかに大変なことですよ。好みは分かれるし、「日本酒はあまり飲めない」、または「日本酒は飲めない」という人も意外と多いですしね。

富山のお酒に親しんでもらえるきっかけになれば幸いです。

【富山のお土産】富山県民がオススメする鉄板のお土産特集!

16 Comments

とるきち

日本酒に関しては知識量が違い過ぎて、へぇ〜、そうなんだ〜くらいしか感想が出て来ないのが悔しいですねw

でも飲んでみたいのがありましたので参考にさせていただきますm(_ _)m

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ドリフ

立山酒造はわしでも知ってます!

嫁がお酒好きなのと義弟が
酒蔵で働いていることもあり
ちょこちょこと
それっぽいお話を聞いたりもします。

嫁と親父用に今度買おうかなw
(実家に帰ると
わしほったらかしで二人で飲んでますw)

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あるのん

え、まじでwww
九州にも知ってる人がいたとは驚きです。

またそのうち立山プレミアムが発売されたら、それ贈ってみるといいかもw
値段も手頃だし味もいいし。

ドリフさんおいてけぼり… (ーoー)y~~スパァ

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bokuchan

こんにちは。富山もかつては小さな蔵元が沢山あったのですが、後継者不足で廃業した蔵も多くて残念です。近所の蔵は娘4人いたけれども、誰も婿の来てがなく廃業していました。他にも杜氏さんや蔵人さんが出稼ぎにこなくなったのも大きいようです。

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あるのん

こんにちは(^-^)
いつもコメントありがとうございます!
ぼくの地元にも酒蔵があってここで紹介しようと思ったんですが、残念なことに廃業していました(´・c_・`)

富山では現在代替わりが進んでいますね。若い人たちが最高のお酒を造るために切磋琢磨していてこれからが楽しみですが、後継者が不在の蔵には厳しい現実が待ち受けています。

我々にできることは、買ったお酒や出されたお酒を噛み締めながら飲むということくらいですかね。ヒックぅ

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うみうに

はじめまして。
千代鶴の写真に驚きましたw
魚津駅前の酒屋さんで勝駒を買えたので正月中に飲む予定ですが、とても楽しみです。

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あるのん

うみうにさんコメントありがとうございます!
それはびっくりしますよね(^_^;)
千代鶴の一番いい画像を選ばさていただきましたので。

おおお、この時期に勝駒が買えましたか!
それは楽しいお正月を迎えられたことでしょうね(^o^)

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匿名

勝駒、いま飲んでいますが、ぬる燗で美味いですね〜。
千代鶴を蔵横で購入し、魚津に良い酒屋さんがあると聞き訪問、池月を薦められて購入、たまたま勝駒も買えてラッキーでした(^-^)

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あるのん

コメントに気づかなくて失礼しました。
お酒は冷たくしないほうが味がよくわかるので、常温やぬる燗でおいしいお酒は本当においしいということですね。
千代鶴に池月に勝駒って、いずれも小さな蔵なので相当マニアックですよ。
いいなあ~(笑)

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waiwan

三笑楽さんがないのが残念。
富山の人は勝駒、羽根屋とか言っても反応が薄い感じ。
三笑楽と言うと一気に距離が縮まるのを何度となく経験しています。
ちなみに関西から富山に旅行に行った時のお話。

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あるのん

waiwanさんコメントありがとうございます。
勝駒や羽根屋は富山で人気上位のお酒なので、確かに反応は薄めかもしれませんね。
おそらく言われ慣れすぎて新鮮味に欠けるのでしょう。
よかったらまた富山にいらしてくださいね(^-^)

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バットマンkatou.

魚津市にお墓参りに行きます。

甘口の.お薦めの日本酒教えて頂けますか–

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あるのん

バットマンkatou.さん、コメントありがとうございます!
富山で甘口のお酒!!?
富山のお酒は全体的に辛口志向なんですよね。大吟嬢ならほんのり甘口とかはよくありますけどね。

大吟嬢以外でいうと、若鶴の貴醸酒は高貴な甘口のお酒です。(値段もちょっと高め)
もっと親しみやすい価格でというなら、玉旭酒造の限定吟醸「月の蜜」や純米吟醸「咲いた咲いた」が植物の酵母を使っていて甘口のお酒とのこと。

ぼくが飲んだことあるお酒では、同じ玉旭酒造の「MOTHER」が甘くてアルコール度数が低めで、甘口の白ワインのような味で飲みやすかったです。
これは日本酒を仕込むときの元となる「酒母」をそのまま商品にしたものですが、これは季節商品で残念ながら既に完売しているっぽいです。

いずれのお酒もどこの酒屋にでも置いてあるものではありませんが、魚津なら魚津駅前にある「エスポア大崎」がこだわりの酒屋さんなので、そちらで聞いてみるのもいいと思いますよ。

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バットマンkatou

ありがとうございました。
19日.20日に行きます。
天皇様レセプションの乾杯でいつもわ.口にしない
ワイン.シャンペン. 飲み干された日本酒満寿泉とは.
如何なんでしょうか。
辛口しょうか。お土産にと考えてました.

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あるのん

満寿泉のプラチナは飲んだことがないのでなんとも言えませんが、磨きに磨いた特別な大吟醸なので、ほどよい甘味も感じられるのではないかと思います。
富山で売っている酒屋は酒匠田尻本店あたりでしょうか。そちらで味を聞いてみてもいいと思いますね。

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