こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
富山のご当地ラーメンである「富山ブラックラーメン」は、今や全国的にもその名が知られる存在となりました。
「富山ブラックラーメンの中で特にオススメな3店を挙げるとしたら?」と問われたなら、ぼくは迷うことなくある店の名を挙げることでしょう。
そう、「誠や」であると!
誠や(高岡市)
見るものの目を奪う大判チャーシューは味も濃くてとろとろ、麺を持ち上げるとその極太ちぢれ麺にまたおどろき、スープはその色の黒さよりも魚介と豚骨の旨味の濃密さと滑らかさにまたまたおどろくという、ブリキに狸に洗濯機なラーメンなのです。
誠やは地元のみならず県外からの来訪者も多い人気店ですが、お店が高岡市にあるのでスケジュール的に行くのが厳しいという人もきっと多いことでしょう。
そんな人しれぬ悩みを知ってか知らずか・・・ そう、あるんですよ!!
生麺タイプの誠やが!!!
富山のそれなりの規模の売店やおみやげコーナーには必ずといっていいほど置いてあります。
販売者は「らーめん誠や」となっていますが、製造者は「株式会社 久保田麺業」という香川県の会社になっています。
箱の側面に記された一文からは自信のほどがうかがえるというものですね。
今回これを1,000円(3食入り・税別)で購入しましたので、もしこれが本当に誠やの味に近いものであるならばかなりお得な買い物ということになるのではないでしょうか。
開封の儀
箱を開けてみると、そこには機動隊のように厳かな3兄弟が現れました。
「麺・スープ」が3セット入っています。
具がないのが寂しいといえば寂しいですが値段も値段だし、自分でチャーシューやネギや煮玉子を足したりしてカスタマイズする楽しみかたもあるというものです。
麺は太麺ちぢれ麺とのことですが、本家の麺と比べると少々ちぢれが足りない感じでょうか。
調理
調理ってほどのもんではないけど、やかんなどで多めのお湯を沸かし、器を温めつつ別の鍋でお湯を沸かします。
鍋のお湯が沸騰したら麺を投入し強火で30秒、その後弱火で6分ほど茹でるのがいいようです。
麺をザルにあけてお湯を切り、器に麺・スープ・熱湯を入れれば完成。
茹で上がり直後の麺
たったこれだけのことではありますが、生麺タイプは麺とスープでお湯を分けなきゃいけないのが少々手間で、お湯を沸かし入れるだけでいいカップ麺はやはり偉大だなと思いました。
完成~実食
やはり具がないとちょっぴり寂しい・・・
でも今回は味の比較なので、むしろこれがいいのです。
麺は生麺もなかなかの太さですが、本家のほうが激しくちぢれているからか微妙に太い感じです。
食感は生麺も太いだけあってなかなかの歯ごたえがありますが、本家のもちもちとして歯切れのよいシコシコ麺には及ばないかなと思います。
比較画像
色やちぢれ具合など、見比べてみるとかなり違いがありますね。
スープはオイリーで醤油が強めなところは近いと言えるかもしれませんが、本家のスープから感じる動物系の旨味部分が決定的に弱く、インスタントの壁は超えられなかったようです。
総評
まあ冷静に考えれば当たり前といえば当たり前の話なんでしょうけど、本家の誠やの味とは似て非なるラーメンでした。
といっても、別にこのラーメン自体がダメと言いたいわけではないです。あくまで「誠や」のラーメンとしての評価なので、そこはご理解いただきたいと思います。
これに色々と具を足して、ゴージャスな誠や風のラーメンを楽しむのが王道の楽しみ方ではないでしょうか。3食分入ってるのであなただけのフロンティアを目指してみるのもまた一興かと。
誠やが食べたければ、やはり少々無理をしてでも店舗の誠やに行くのが大正義ということです。
ああ・・・ 誠やに行きたくなったなあ~
コメント