ども、富山人あるのんです。
ラグビーW杯、東京オリンピック、パラリンピックの特別仕様のナンバープレートが既に導入されていますが、今回新たに“地方版図柄入りナンバープレート”も追加されることになりました。
出典:国土交通省
「”走る広告塔”としてのナンバープレートの機能に着目し、地域振興・観光振興に貢献する」ということを主眼とし、平成30年10月頃より地域の魅力ある風景や観光資源を図柄にしたプレートが交付されます。
これに我らが富山県も一口乗っかりました。
県内外の9名のデザイナーから出品された計24点の作品の中から、「富山県版図柄入りナンバープレートの選定等審査会」による選定から3案の図柄が選出され、ご意見募集のアンケートによって図案が正式に決定されたのです。
決定したものが以下のこちら。
出典:国土交通省
富山を代表するものの中で「絵になるもの」といえば、やはり立山連峰は外せませんね。そして右上には、富山の県鳥である雷鳥が愛らしく描かれています。
富山の特徴を捉えつつ、可能な限りシンプルな表現に徹底された素晴らしいデザインだと思います。
ただ……
「これを自分の車に付けて走りたいか?」
と言われると話は別になってくるのではないでしょうか。
特にモノクロの図案は「寄付金なし」という意味合いがあり(※寄付金は1,000円以上)、道行く小学生に「あのナンバーきふきんはらってないんだぜー」と、後ろ指さされたりしないかちょっと心配です。
カラーだと目立つから「あえてモノクロを選ぶ」という選択肢もアリだと思うんですけどね。
あるのんもナンバープレートをデザインしてみた
立山連峰の他に富山らしいナンバープレートを制作するとしたら、いったいどんなデザインになるのでしょうか。
今回決定したデザインは、以下の3案の中から選ばれたものです。
出典:富山県広報課
A案は立山連峰、B案はTOYAMA BIRD(雷鳥)、C案は連なる山々となっています。
B案とC案は遠くからだと何が描かれているのかちょっとわかりづらいですね。
う~ん、それにしても、そろそろ富山はもっと攻めてもいいのではないか。
そんなことを思いながらこのあるのん、他にも何かあるのではないかと富山独自のナンバープレートを考えてみました。
できれば皆さんも「富山らしいものとは何か」をちょっと想像してみてください。
真に富山らしいデザインとは!?
あるのん A案
・安政の大転石ナンバープレート
富山市大場にある“安政の大転石”(十万貫石)
この大転石は富山人であればよくご存知のはずなので、今さら説明するまでもないとは思いますが…
巨石の分布
常願寺川扇状地に、経約4m~7m(重量約100トン~600トン)の巨石が40数個分布している。
この巨石は、安政5年4月富山平野に大きな被害を与えた土石流のあかしです。
こんなとてつもないものが土石流で流されてくるなんて恐怖でしかありませんね。
そもそも“常願寺川”の名の由来は、「出水なきを常に願うという住民の気持ちをこめて常願寺川の名が次第に定着した」ということなんだそうで、今からは想像もつかない水害に悩まされていたのですね。
「かつて若い頃は荒ぶって散々親に迷惑をかけていても、やがて大地に根を生やし富山の発展に尽力する」存在になってほしいとの願いをこめて、このナンバープレートをデザインしました。
あるのん B案
・げんげナンバープレート
「富山湾の秘密兵器」と(当ブログからのみ)評されているげんげですが、『富山県の魚』として公式に指定されているのは次の3種。
・富山湾の王様 ぶり
・富山湾の宝石 白えび
・富山湾の神秘 ほたるいか
げんげ「あいつらばかりズリぃっす」
げんげの声なき声が聞こえてきそうな昨今でありますが、現在では富山県の魚3種にげんげも加えた“富山湾四天王”という名称が認知(※)されてきたのではないでしょうか。(※当ブログでのみ)
■げんげを狙った漁はない
飲食店で人気のげんげではありますが、そもそもげんげを狙った漁というものはなく、以前は底引き網にたまたまかかってしまったものが僅かに流通する程度でした。
身は水分が多く痛みが早いので流通も難しく、全体がゼラチン質に覆われていることから身の表面のドロドロが網に絡まってしまい、漁師にとっては大迷惑でしかない「下の下」(げんげ)の魚だったのです。
しかしげんげはお吸い物や天婦羅、干物にすると抜群においしい魚ということがわかり、「下の下」から「幻魚」(げんげ)へと華麗に転身しました。
そしてげんげは安い!
「良い料理とは高価珍妙な食材を用いることではない」と将太の寿司の親方も言っていたように、かつて捨てられていたげんげにこれだけの価値を見出せたということは、他にも第2、第3のげんげがあるのではないか。
別に食材だけの話ではなく、もっと広い視野で新たな価値を見出すことができれば、世の中の人はもっと幸せになれるはず。
そんな願いをこめて、このナンバープレートをデザインしました。
参考記事:富山湾の秘密兵器「げんげ」のポテンシャルを高めてみた結果
あるのん C案
・大川寺遊園ナンバープレート
- 大 川 寺 遊 園 -
この名を見るだけで、深い郷愁の念に駆られる富山人は多いのでは。
「スパイラルコースターに乗りたくても身長制限で乗れず、乗れる頃には閉園してた」
「カップルで行くと別れるジンクスがあったから行けなかった」
など、全富山人の思い出であり青春だった大川寺遊園。
閉園から20年が経過した今もなお、Google検索の“大川寺遊園”ワードによって毎日のように当ブログに訪れる人がいることからも、大川寺遊園に特別な思い出が詰まっていることは計り知れません。
現在は荒れ果てた不毛の大地になってしまった大川寺遊園跡ですが、我々の思い出は心のアルバムにいつまでも深く刻み込まれています。
「過去は人生の財産、未来は人類の希望、現在は日々挑戦」
我々は深い悲しみを超えて未来へと進まなくてはいけないのです。
「富山の輝かしい未来は我々でつくろう」
そんな願いをこめて、このナンバープレートをデザインしました。
まとめ
さて、ではここで振り返って、今一度正式なナンバープレートを見てみましょう。
出典:国土交通省
あれれれれぇ!?
なんだかもう自分の車に取りつけてもまったく違和感なくない?
あ、ぼくの車はアレルギー体質なのでちょっと遠慮しておきますが…
コメント
コメント一覧 (2件)
あるのん案・・・・・・・(・∀・i)タラー
あたい所もそんなのあるのんwww
『坂の上の雲』にちなんで寄付金払えば雲の形のナンバープレート!ミカンジャナイヨw
ただ!転ぶとまともに体にケガをするから(乂=д=´)ダメェェェって
あたいは乗るのを禁止されてる原付なのよぉ~
どうやら気に入っていただけたようだね(゚∀゚)
「雲の形ナンバー」見てみたけど、ナンバーそのものが雲の形になってるんだね。
無理やりナンバーの中に絵を描くよりいいかもしれない。
お酒のことといい、どんだけ信用ないのん~( ´,_ゝ`) プッ