こんにちは、富山人あるのん@_arnon_です。
ぼくはTwitterをやっていますが、最近はラーメン好きのフォロワーさんが増えたこともあり、タイムラインのラーメン率が飛躍的に上昇しました。
ぼくもこれまでラーメンの記事はちょいちょい書いていましたのでちょっとは詳しいつもりでしたが、彼らが巧みに操るラーメン用語がわからなかったり、彼らの情熱に打ちのめされたりと、自分なんかまだまだ生まれたてのさだまさしなのだということを思い知らされたものです。
今回はそんな実用性の高いラーメン用語を集めてみましたので、これを覚えて自在に操れば、きっと周りのあなたを見る目も変わるに違いありません。
いい悪いは別として…
では、さっそくいってみましょ~!!
ラヲタ
ラーメンオタクの総称。
数あるラーメン店を日々食べ歩き、ブログやSNSで積極的に情報発信に勤しむ彼らは、心よりラーメンを愛し、愛ゆえにときに厳しく、日々好きなラーメンが食べられることへの喜びと楽しさに満ち溢れています。
ラー活
読み方:ラーかつ
友活、就活、婚活、妊活、離活、終活・・・さらにはソー活やパパ活にママ活など、「◯活」と名のつくものは多様を極めています。
ラーメンを愛しているからこそ休日のラー活は欠かせないし、平日もラー活に勤しみ、なんなら毎日のラー活も辞さぬ!という意気込みのガチ勢は少なくありません。
PP
読み:ポールポジション、またはポール
開店一番乗りのことをいいます。
ガチ勢にとって大好きなお店の一番乗りはまさに今生の喜び。
「まだ誰の麺も茹でていない一点の濁りなき一番湯こそ至高」
ってわけでは別にないんでしょうけど、行列のできるお店や新規オープンのお店でよく聞かれる表現です。
加水率
読み方:かすいりつ
麺を打つ際に加えられる水分の割合。
一般的な麺は加水率30~35%ほどで、数字がそれよりも高ければ高いほど水分を多く含んでいるためもちもちして伸びにくいという性質を持ち、逆に数字が低ければ低いほど水分を吸収しやすくなって伸びやすくなるという性質を持ちます。
多加水麺の例:喜多方ラーメン、北海道のすみれなど
低加水麺の例:博多豚骨ラーメンなど
【多加水麺】
【低加水麺】
限定
読み方:げんてい
提供が期間限定であったり、1日の提供数に限りがあったりですが、限定ラーメンはこれまでの経験上かなり気合の入ったラーメンであることが伺えますので、推し店であればぜひ食べておきたいところ。
無化調
読み方:むかちょう
化学調味料無添加のこと。
漫画「美味しんぼ」では親でも◯されたかのように化学調味料が非難されていますが、ここで注意したいのが無化調だからおいしいとうわけではないということ。
日本ではあらゆる食品や調味料に添加されているので、添加されていないと逆に物足りなく感じる人も多いかもしれません。
なので、無化調を謳うお店は素材や製法に拘ったお店である場合が多いといえるでしょう。
味変
読み方:あじへん
ラーメンも前半と後半では味の感じ方が変わってきます。
最初は新鮮でも食べ進めていくと舌が鈍ってきたり、逆に味が変わらないことの単調さもあったりするのですが、そこで味変を狙っていくのです。
味変に使用されるものは、調味料であったり薬味であったりトッピングであったりですが、わかってるお店は味変の用意も怠っていないので、味変が用意されているお店では積極的に試していきたいところ。
リフト
ラヲタを自負する人にとってラーメンはただ食べるだけの存在ではなく、自分の主戦場であるブログやSNSに食べたラーメンの写真を投稿せずにはいられないもの。
食したラーメンの投稿は戦歴であり、付いたイイネやコメントは勲章といえるでしょう。
リフトとは麺を持ち上げる動作をいいます。
ラーメンの全体画像→スープの色→リフトの流れはライブ感に満ち溢れ、見る者の心を鷲掴みにすることでしょう。
トルネード麺リフト
リフトの進化系で、麺を竜巻のように螺旋状に絡ませたリフトのことをいいます。
🍜力そば@さるぱぱ
トピ:味玉1玉でいただきました(通常は1.5玉)
味玉はやっぱり必須ですね〜醤油ダレに溶けだす卵黄がたまりません(。-_-。) #トルネード #メグネードhttps://t.co/QLFquhgEGR pic.twitter.com/UcQOwdt7Z9— mogmegchan (@meggohan) 2018年6月12日
このトルネード状になったものを、そのままで食べるのはしんどいと思われるので、まさにSNS映えのみのためだけに存在する技といえるのではないでしょうか。
乳化
読み方:にゅうか
乳化とは水分と油が細かく混ざった「油が超きめ細かい」状態のことをいいます。
通常混ざりにくいとされる「水と油」が牛乳のように均一に混ざり、光が水と油の細かい粒子に反射して白濁したように見えるのです。
豚骨スープによく見られますね。
完飲
読み方:かんいん
スープをすべて飲み干すこと。
味の濃いラーメンのスープを飲み干すというのは、決して健康にいいものとはいえないかもしれません。
それでもスープを飲み干すという行為は、うまいラーメンを作ってくれたお店へのリスペクトや、大好きなラーメンへの感謝の気持ちが満ち溢れているからに他なりません。
ぼくも好きなラーメンのスープは飲み干すほうです。
汝、完飲するなかれ
連食
読み方:れんしょく
ラーメンを同じ日に食べ歩く、もしくは同じお店で違うラーメンを食べることをいいます。
ラーメンガチ勢はラーメンが好きすぎて、大好きなラーメンを食べたすぎて、時間に余裕のある休日などは「とても1日1食では満足しきれない」という人も少ないないように思います。
しかしいくら好きといっても、くれぐれも健康には気をつけていただきたいものです。大好きなラーメンをいつまでもずっと食べ続けられるために。
ラヲタの洗礼
読み方:ラヲタのせんれい
新規オープンしたラーメン店には多くのラーメンガチ勢が訪れます。
ここでお店の人は「お客さんいっぱい来てるよ!ウヒョー!」と手放しで喜んではいけません。
SNSやブログにはいいことばかり書かれているとは限りませんし、そこからリピートに繋がるかどうかはまったくの別問題なのですから。
終わりに
これまでに出てきた用語を実際に駆使するとなると、どう使用するのがもっとも自然なのでしょうか。
「ラヲタを自負する俺だけど、ラー活でPP取った店の限定の麺が加水率高いからリフトからトルネード決めて、スープは乳化したコクのある無化調で後半味変キメたら完飲余裕で、連食でラヲタの洗礼行ってきたわ」
多分こうだ!!
ラーメンは人を惹きつけてやまない魅力があります。
幸せなことに現代の日本各地においては実に多種多様なラーメンに恵まれていますが、これからもさらなる多様化が進んでいくものと想像しています。
うまい一杯のために
我々も日々アンテナを張り巡らせながら、うまいラーメンにありつけられる幸せを噛み締めていこうではありませんか。
とりあえずぼくは、もうちょっとラー活頑張ろうと思った次第です。
コメント
コメント一覧 (3件)
完飲
スープをすべて飲み干すこと。
↑
完汁ではないんですか?
一言が面白かったです笑
じゅんさん、こんにちは。
どうもありがとうございます笑
ぜひ積極的に使って周囲から冷ややかな目で見られましょう笑