高山市にある古い町並みでの食べ歩きをしたことはありますか?
歴史ある風情が魅力の古い町並みですが、グルメやお酒もめっちゃ楽しいんですよね。
ということで飛騨高山の古い町並みで食べて飲んでを心ゆくまで楽しんでまいりましたので、がっつりとご紹介させていただきたいと思います。
目次
予算も胃袋も肝臓も無限ではありませんので、どうお店を巡っていくかが重要なカギとなってきます。
最初に訪れたのはこちら──
日本一美味しいミンチカツの店 助春
日本一美味しいミンチカツの店!?
なかなか自ら「日本一美味しい」とは言いにくいものですが、そう自信満々に言われてしまうと気になってくる心理あると思います。
こちらのお店はそもそもが精肉店で食事ができるお店なのですが、揚げ物や牛すじのどて焼きのなど一部のメニューはテイクアウト可能。
このすぐ横がテイクアウト用のイートインスペースとなっているので、まずはビールなどいただきながら揚げたてのミンチカツを待つこととしましょう。
調味料はソースとマスタードがあります。
揚げたてですぞ!!
こんな柔らかなミンチカツは初めて食べました。ほろっほろに柔らかくてしかもめっちゃ肉汁が溢れてきます。
「肉汁が溢れる」はいにしえより使い古されし表現ですが、これは誇張抜きで肉汁の海が発生するがの如く外側に油が溢れ出てきます。
ここいら辺は好き嫌いの分かれるポイントかなと思いますね。
こちらは玉味ちゃん。淡路島の甘い玉ねぎを揚げたものです。
話やSNSのネタになること請け合いの日本一美味しいミンチカツの店でした。
酒蔵で有料試飲
高山には現在7軒の酒蔵があります。
昔は数十軒もあったそうなんですが、歩いて巡れる距離に7軒あるというのはとても貴重ですよね。
この日はたまたま飲み歩きイベントをやっていたのでそれに乗っかってみました。
この日と翌日で6軒巡りましたが楽しかったです。毎年やってるそうなので気になる人は要チェック!
ある蔵ではコインを買って試飲するスタイルだったりとカジュアルに試飲が楽しめます。
どの蔵も気軽にふらっと立ち寄れてリーズナブルな価格で試飲ができるので、日本酒好きであれば立ち寄らない理由などありませんよ。
ブッチャーズ飛騨高山
お次はイタリアンのお店でチョイ呑みと洒落込んでみましょう。
フードの充実っぷりもさることながらワインの豊富さにも目を見張るものがありますね。
まずはクラフトなビールから。あーうめえ!!
魅惑的なこの料理は「お肉の五種盛り」。
実はこれ本来はディナータイム用のメニューとのこと。ていうかランチタイムはランチメニュー中心で提供しているとのことだったので無理かなと思いましたが、聞いてもらった結果運良く出してもらうことができて実にラッキーでした。
忙しいときは無理っぽそうです。
どれも美味しくてお酒との相性も抜群。個人的にはタンがとても気に入りました。
店内の黒板メニューを見てみると、何やらさらなる魅惑的なメニューが・・・
恐る恐る聞いてみたところ・・・これもOKでした!
はい、期間限定飛騨牛ローストビーフです!そらこんなん食べとかなきゃあかんでしょう!
わさびソースでいただきます。
このしっとりとした確かな質感と程よい脂のノリは素晴らしいですねえ。
ワインは特に銘柄の指定のない「本日のグラスワイン」にしてみたのですが、これがいずれもしっかり果実味と飲みごたえを感じさせてくれて、とっても美味しいワインでした。
このお値段のグラスワインでこんな美味しいものが飲めるなんて、とことんラッキーだったというか素晴らしいお店に入れてよかったです。
お店の外に出ると高山で一番人気らしい麺屋しらかわの行列が・・・ラーメンにはまだ早すぎるしなあ。
後から〆に食べようにも早々に売り切れて終了してしまうので、しっかり狙い撃ちで来ないと食べられない感じですね。
飛騨牛にぎり寿司 坂口屋
上の画像右側には行列ができる飛騨牛寿司のお店があるのですが、そちらは以前にいただいたことがあるので、今回は左側のお店の飛騨牛寿司をいただいてみようと思います。
大きめの飛騨牛、酢飯、塗られている醤油ダレの一体感よ。
わざわざ並ばなくても十分おいしい飛騨牛寿司がいただけたのは嬉しい発見でした。
じびるや
店名からも想像がつくように、地ビールをはじめレモネードやバナナジュースも楽しめるお店です。
ビールはすべて「飛騨高山麦酒」のTAP(樽生ビール)というラインナップ。
昔、ぼくの地元富山のビールイベントで飲んだ飛騨高山麦酒のカルミナがとんでもなくおいしかったという記憶があって、再び高山の地で再開することができて嬉しく思います。
う~ん・・・こりゃうまいッ!!!
アルコール度数が10%とかなり高いのですが、その分味わいも深くてどっしりとした飲みごたえが楽しめます。
強くて濃いのに重たさや飲みにくさもなくて、ただひたすらうまい。
飛騨牛すじ煮込み(みそ)の濃ゆい味わいにもしっかり合いますね!
これは「あげづけ」という油揚げを醤油ダレに漬けたものを軽く炙るだけというシンプル極まりない飛騨高山の郷土料理なんですが、これがめっちゃうまいんですよ。
皮はパリパリで全体にうっすら味がついているので焼くだけでおいしく食べられます。
高山では普通にスーパーで売られているのですが、これは知らなかったなあ。あげづけはテレビでも紹介されて話題になっていたようです。
こちらはダークエール。カルミナの後だとかなりまろやかで飲みやすく感じられますが、香りもよく苦味やコクもしっかり楽しめます。
フルーツ専門店 銀コップ
ふと見かけたフルーツ店で、いちご生ジュースを飲んでちょいと一休み。
飲み疲れた体をやさしく包み込んでくれるようなおいしさです。
肉の匠家 安川店
そもそもはお肉屋さんですが、飛騨牛串や飛騨牛寿司をテイクアウトすることもできます。
ここの飛騨牛串は数年ぶりに食べましたが、やはりうまいねえ~!
この物価高の時代に500円のままというのもありがたい。このお店の飛騨牛串はめっちゃコスパ高いのでオススメですよ。
大のや醸造
毎度立ち寄る味噌屋さんの味噌汁でホッと一息。
無料で試飲できるのがめっちゃありがてえ。
ほほう、白酒とな!?
アルコールがあるので甘酒ではなく、かといってどぶろくやにごり酒とも違うらしい。
100円で試飲できるのでちょっくら一杯いただいてみましょうか。
はーーーー・・・・・・
確かに一般的なにごり酒と比べるとかなり甘さが強いですね。
甘酒がそのままお酒になったような感じのやさしい味わいです。
茶乃芽
お次はこちら。
茶乃芽名物まるっぽみかん・・・が2つ入ったソーダとな!?
ほうほう、あの左上のがまるっぽみかんとやらか。てか他のも美味しそうだねえ。
う~ん、確かに!!
ソーダの中に冷凍みかんを投入したまるっぽみかんごろごろソーダ。
ソーダの刺激と甘さが冷凍みかんとうまく調和していて、このなんともシンプルでやさしげな味わいが、どこか昭和を思い出させてくれるような懐かしさを感じさせてくれました。
お土産屋さんも人でいっぱいですなあ。
KOTEMARI
これまでは昼飲みを目一杯楽しんでまいりましたが、もちろん夜は夜で楽しまなければなりません。
言わば、これまでの食べ歩きは夜に向けての序章にすぎなかったのです。
ふと目に入った不思議な雰囲気を感じさせるお店・・・気になる。
色々そろってて郷土料理もあるし、まあ合わなければ早々に店を変えてもいいしね──ということで思い切って入ってみました。
ところが、中に入ってみると──
店内はもっと不思議な感じでした。
メニューが豊富なので料理をしっかり楽しむことができるし、一人飲みにも夜カフェにも利用できて、さらには高山の郷土料理も網羅されているという幅の広さ。
まずお通がお盆の中の好きなものをセレクトできるという斬新さ。お、おもしれえ!!
2人なので鮭のクリーム煮とオリーブのクリームチーズ和えをチョイス。
これは美味しい~!楽しい~!
牛肩ロースひとくち赤身ステーキ100g¥980
海老ときのこのグリーンカレー ハーフ
メニューのいくつかはハーフサイズがあるのですが、ハーフサイズのないグリーンカレーもお願いしてハーフにしていただきました。
さすがにまだお腹が減ってるわけではなかったので無理言ってすいません。でもお陰さまで美味しいカレーをいただくことができました。
ほうば味噌 ¥680
あげづけ¥380
ええ、しっかと高山名物もいただきましたよ。しかも昼間食べておいしかったあげづけを再び食べるという惚れっぷり。
う~ん、これは好きですなあ~
こちらのお店では他にもいただきましたが、気になる人は以下の記事も読んでみてくださいね。
半弓場
高山には一泊しましたのでのべ2日間にわたって滞在したのですが、前日に狙っていながらもやってなくて入れなかった半弓場。
翌日に行ったらやっていたのでほろ酔い気分で体験してみることにしました。
半弓場とは一言でいえば「小さめの弓を使用し、距離が短く、座って行える弓道」という感じでしょうか。
押手かけを使用し、丁寧なレクチャーを受けていざ行射せん!
── 結果 ──
2人とも的に当たらず・・・
通常の弓道と比べて半弓は距離が四分の一と聞いて震えましたが、これは超ムズイなあ・・・けどめっちゃ楽しい!!
また機会があったらぜひやってみたいと思います。
ちなみに前日昼過ぎに行ってやってなかったのは中休みがあるからということでした。
いざ帰路へ
ふう・・・今回もいっぱい食べたし、いっぱい飲んだなあ・・・
ここまで楽しんだらもはや悔いなどあるはずがありません。数年ぶりとなった高山旅行は思い出に残る楽しいものとなりました。
旅のラストは創業50年以上にもなるという「こびしや」の天むすで。
これにて高山グルメ旅は終了──
──と見せかけて、帰ってからいただいたのは高山旅定番の飛騨牛しぐれ寿司。
そう、お家に着いても旅行は続くよどこまでも。
飛騨牛のローストビーフとしぐれ煮が一つになった駅弁です。
舌触りはなめらかで飛騨牛らしい脂のおいしさも楽しめつつしつこさもないのでペロリと食べられちゃいます。
高山駅で購入でき予約もできるのでぜひ食べてみてくださいね。
いやあ・・・書いてたらまたすぐ高山行きたくなっちゃったなあ。
高山旅行を全力で楽しんでくださいね!
コメント
コメント一覧 (2件)
富山大好きな高山人です。
高山に来たなら訪れてほしい場所は城山公園の「ムサシ」
焼き鳥と味噌おでんに生ビール!
高山市を一望しながら楽しんでみてください。
冬季休業ですので気を付けて。
あとは「グルメハウス」で焼き鳥。
近くで缶ビールを購入して河原で食べる。朝市が目の前に見れます。
知る人ぞ知るお店は「かくれんぼ」
ハマって帰れなくなるかも…
目の前にある「ごっつぉや」もお勧めですよ!
つばささん、こんにちは。
ほほほほう!地元民ならではの貴重な情報をありがとうございます!
昼飲みができるムサシにやたら味のあるよこれん募···グルメハウスも焼き鳥の種類が豊富で安い。これはめっちゃ好きな予感しかありませんよ。
次回訪れるときはぜひ行ってみたいと思います!